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キーside


Aが眠って、4週間が経った。


今日も、変わらず眠り続けている。


いつになったら、起きるんだよ。


看護師が部屋に入ってきた。


点滴を見に来たのと、指に挟まっている機械をつけかえたりした。


SP 「キーさん、お仕事です。」


キー 「はい。」


本当は、離れたくなかったけど仕事に行くしかなかった。


キー 「じゃあ、行ってくるから。」


Aにそう言って部屋を出ようとした時、Aの手が微かに動いた。


キ「A?」


看護師 「羽田野さん?」


Aの目元もピクピク動いている。


俺も看護師もスマホを出し、連絡の準備をする。


この日をずっと待っていた。



Aは、ゆっくり目を開けた_________


キー 「おかえり。A」


Aは、俺を見て涙を流した。




キーから、連絡が来た。


キー 「ヒョン。Aが目を覚ました。」


メンバー全員で、Aの病室に入った。


そこには…


医師 「羽田野さん、これから質問しますので答えてください。あなたの名前と誕生日、血液型は?」


あなた 『……羽田野A。1991年12月24日。A型。』


医師 「あなたのご職業は?」


あなた 『芸能活動を…しています。』


医師 「じゃあ今、目の前にいる男性5人分かりますか?」


Aが僕らを見た。


あなた 『…はい。オニュオッパ、ジョンヒョンオッパ、キー、ミンホ、テミン。』


ほっとした。


医師 「では、運ばれた日のことを覚えていますか?」


一瞬、Aが震えた。だけど…


あなた 『…海外の男性に押されました。』


医師 「その男性とは、知り合いだったのですか?」


あなた 『前に、ドラマ撮影の時、テミンを襲ってきた人です。』


テミンが、あっ…という顔をする。


医師 「その人と何か話しましたか?」


すると、Aが泣き出した。

それを見た、オニュヒョンがAのそばに行き、抱き寄せた。


オンユ 「A。辛いならいい。また、今度にしよう。」


あなた 『すまない。君を傷つけたくなかったけど、命令だから許してくれ……そう言ったあの人の目が……寂しそうだった。』


Aは、大粒の涙を流した。


でも、僕らの心は複雑になった。

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作者名:小夜 | 作成日時:2018年3月12日 12時

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