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ジョンヒョンside
数時間後、事務所の先輩・後輩がきた。
チャンミン 「Aは!?」
ミンホ 「今、ICUにいます。」
ユンホ 「容態は?」
ジョン 「昏睡状態です。目が覚める確率は医師曰く10%未満らしいです。」
テヨン 「そんな!」
みんなでICUに行くと…
ソルリ 「Aオンニ。どうして…(泣)」
無数でつながれたチューブに目を伏せたい気持ちも分かる。
イ社長がきた。
イ 「Aは、大丈夫だ。Aは、そんなにやわな子じゃない。」
サニー 「でも…」
イ 「あの子なら、帰ってきてくれる。」
ガラスの向こうにいるAをみんなで見つめた。
それから、3日経ってAの事件は大きく取り上げられた。
犯人は、一向に見つからなかった。
その後、俺らもSPの警護の対象となった。
SP 「お久しぶりです。」
テミンに挨拶をした。
テミン 「また、会うとは思いませんでした。」
SP 「長期間にかけてみなさんの警護致します。24時間我々は常にいますので安心してください。」
逆に落ち着かないから。
仕事や宿舎に帰る時でさえも、大勢のSPがつく。
《一週間後》
病院に行くと、ICUにいるAは、一向に目を覚まさない。
ジョン 「A。もう、いいだろ。目覚ませよ。」
聞いているのかわからないAに、問いかけても答えることはない。
SP 「ジョンヒョンさん、お仕事の時間です。」
ジョン 「はい。」
病院を出た時に、誰かとすれ違った。
それもテレビで見たことのあるような人。
だけど、仕事に穴を空けることはできない。
本当は、そばにいたいけど…
許してはくれないみたいだ。
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作者名:小夜 | 作成日時:2018年3月12日 12時