傍観者が7人 ページ8
次の日の朝も昨日と何ら変わりは無かった
「お!おはよー!A!昨日は最高だったわ!!」
『あは、おはよー。それは良かったよ』
ニコリと笑い席に付くとその席を囲うよう女の子達が付く
「でさ!次何時するかで悩んでんのよねー?」
『ふーん……』
何て、何時もの日常だった
そこに
「ひ、日暮さん!!」
「あ……?アンタまたイ.ジメられたいの?」
霜月花奈が私を呼んだ
「き、昨日はありがとう!これ!借りてたから!」
そう言い私にタオルを返す彼女
な ん で
「おいA、どー言う事だよ」
私は面倒事は嫌いなんだよ…
だから助けたくねぇんだよ
差し出すタオルを床に落とす
『あのさぁ、何の勘違いしてんの?』
『私、助けた覚え何てないんだけど』
冷たく言い放つと目に涙を溜める霜月花奈
「キャハハ!!だよね!」
その答えに満足したのか笑みを見せる彼女達
『当たり前でしょ、はぁ……1時間目サボってコイツちょっとやってくる。岩泉と先生来たら霜月花奈が怪我して自分が保健室に送ってるって伝えといて』
「はいはーい!」
そう告げ霜月花奈の腕を引っ張る
・
空き教室に入り鍵を閉める
此処の空き教室は彼女達も知らない場所にあるから多分探しに来てもバレない
「ひ、日暮さん……?」
『アンタ!!私までイ.ジメに巻き込むつもり?!』
私が怒鳴ると怯えた表情を浮かべる霜月花奈
「そ、そういうつもりじゃ……」
『じゃあどういうつもり?!何であの子達の前で言うかなぁ!!普通考えたら分かるでしょう?!嗚呼、貴女頭悪いから考えられない?!』
一気に言いたい事言うと息切れをしてしまう
「わ、私はただ……お礼が言いたくて……友達になりたくてっ…」
目から涙がポロポロと流れる霜月花奈
『ならお礼何か要らない!んで先に言っておくわ……私はアンタと友達になるつもり何か微塵もないしあれも頼まれたからしただけ!!ヒロインのアンタと関わるとろくな事が起きないの!私は、傍観者で居たいんだよ』
そう吐き捨て扉の鍵を開ける
『嗚呼、タオル……捨てておいて。アンタから渡されても嬉しくないし』
それだけ告げると教室から出て行った
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ふぉ?!?!お、お気に入りに評価!!!!
ありがとうございます!これからもご期待に添えるよう全力を尽くします!
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NaA - めっっっちゃくちゃ面白かったです!! (2018年1月1日 14時) (レス) id: f65d518a60 (このIDを非表示/違反報告)
徠希(プロフ) - 乃桜なっち!さん» 大変遅くなりました!!白布くん落ち書いていきます! (2017年6月12日 20時) (レス) id: 1953dcd1ea (このIDを非表示/違反報告)
徠希(プロフ) - いちごさん» 多分多分多分ですけど、夢主ちゃんはあまり気にしてないかなーっと思っています!!何かモヤッとさせてしまってすいません……。私の不足です。それでも、面白いと思っていただけて、とても嬉しいです!!ありがとうございます!良ければ新作もよろしくお願いします! (2017年4月23日 20時) (レス) id: 1953dcd1ea (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 及川さんと花菜ちゃんのお話なんですけど花菜ちゃんも主人公さんの事で嘘ついたけどその事はどー思ったのかなーと思いましたw意外とハッピーエンドで終わったからちょっとモヤッとしました。でも、とても面白かったので星10させていただきました! (2017年4月23日 18時) (レス) id: 11a90ed180 (このIDを非表示/違反報告)
徠希(プロフ) - 氷留痲さん» ありがとうございます!!これは皆さんのご想像におまかせしているのですが、私の中ではやはり岩ちゃんオンリーですね!夕焼けに照らされながら照れくさく夢主ちゃんの大好きな笑顔を向け手を差し出す岩ちゃん。と言う風に自分の中ではしています!! (2017年4月22日 23時) (レス) id: 1953dcd1ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:徠希 | 作成日時:2017年1月8日 7時