＊第六話 ページ8
三「き、聞いてないぞ！？今日は委員会が無いから何しようって言ってたじゃないか！！」
雷「急に思い出したの。でも、やっぱり音色川さんに一人でやらせるのも何か悪いから三郎が手伝うよ。」
三「はぁっ！？」
雷「い・い・よ・ね？(黒笑)」
三「はい…。」
何か今の強制的だったな…。いいのかな、鉢屋くん、如何にも女子嫌いそうだし、ましてや、私なんかと…。
雷「それじゃ、三郎。あとで迎えに行くから、教室で待っててね〜。」
八「ごめんな？音色川。この借りはちゃんと返すからー！」
そう言って二人は委員会に行ってしまった。そして、取り残された私と鉢屋くん。
貴「・・・。」
三「・・・。」
貴「・・・・・。」
三「・・・・・。」
気まずい沈黙。でも、掃除はしないと…。
貴「とにかく掃除、しよっか。」
三「ん。」
私が雑巾で鉢屋くんがほうきをすることにした。
着々と掃除を終わらせていく私と鉢屋くん。
すると、鉢屋くんが急に手を止めて私に言った。
三「さっきは……悪かった。」
貴「え…？」
三「友達いないとか、その…何か傷つける事言って…悪かった。」
顔をそむけながら鉢屋くんは私に謝った。雷蔵くんが言ったシャイな所とはこういう所だろうか。
顔を真っ赤にしながら謝る鉢屋くんに私は少しため息が出そうだった。
もう少し素直になればいいのに…。
貴「いいよ。本当の事だし…。鉢屋くんの言ってる事は正しいよ。ずっと一人でいたから。自分だけの世界？みたいなのが出来ちゃって今、こんな感じだから。」
三「・・・。」
また沈黙が始まってしまった。
貴「ま、まぁとにかく！私は気にしてないから鉢屋くんも気にしないで？早く掃除終わらせちゃおうよ！」
三「…ん。」
そして、また手を動かし始める私と鉢屋くん。
気持ちが晴れたのか鉢屋くんは、さっきよりも手の動きが早くなった。
鉢屋くんって、結構分かりやすいな…。
早く終わらせよう！
…‥
貴「終わったね…。」
三「結構疲れた…。」
雷「三郎ー。掃除終わったの？」
三「あぁ、今な。」
八「音色川、一緒に帰らないか？」
貴「いいの？」
八「あぁ。ボソッ)俺、音色川と帰りたいし…。」
雷「じゃあ、僕たちは先に帰っとくから二人でごゆっくり〜。」
私達と別れ際に鉢屋くんが私の方を向き、「じゃあな。」と言ってくれた。
貴「うん…また明日！」
三「/////」
その時鉢屋くんの顔が赤い気がした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 18人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
浅葱(プロフ) - お日様太陽さん» 返信遅くなって(｡ﾉωﾉ)ごめんね！！読ませてもらったよー！もう、ニヤニヤ止まらないｗｗｗ (2015年5月20日 17時) (
レス) id: 52c5f438b8 (このIDを非表示/違反報告)
お日様太陽 - 頑張ろーd=(^o^)=b 久しぶりに更新しましたぜ。ぜひ、読んでください！ (2015年5月5日 20時) (レス) id: 1f4236fb03 (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - お日様太陽さん» お久しぶりィィィィィぁぁぁああぁぁぁっっ(泣) そ〜なのね！！私もだよ！！お互い頑張ろ！！！ (2015年5月5日 20時) (レス) id: 52c5f438b8 (このIDを非表示/違反報告)
お日様太陽 - 受験はあと一年先先だよぉぉ(´；ω；`)更新頑張るね。 (2015年5月5日 19時) (レス) id: 1f4236fb03 (このIDを非表示/違反報告)
浅葱(プロフ) - お日様太陽さん» まさか受験生なの？？そんなこともあるよね、いつでも待ってるからねー('д')bﾌｧｲﾄです (2015年2月22日 11時) (レス) id: 52c5f438b8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：お日様太陽 | 作成日時：2014年3月8日 22時
