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放課後、その探偵事務所があるという渋谷に向かった
リコはゲームのイベントがあるとかで先に帰ってしまった
「…渋谷って治安悪いよね？」
「悪いね、でも平気！心強い味方がいるから」
「マキナ」
壁に寄りかかっていた男性がマキナに声をかける
…どっかで見たことある気が？？
「ゼロ！」
ゼロ、と呼ばれた男は鋭い視線で私を見た
コイツなんか危ない…
「…誰？？」
「…A、マキナの友人です」
「なんの用？」
「A、この人探偵事務所の人だから大丈夫だよ」
探偵？
このいかにも強そうな人が？？？？
「…ご相談したいことがあって伺いました」
「ああ、なるほど。事務所についてからにしてくれ」
「はあ…」
「俺は肉体労働担当だ」
道理で…
でもこの身体の使い方只者じゃないんだよなあ
歩きながら記憶を探る
殺し屋時代、敵対していた組織があった
それは有名な殺し屋一家…
その中にZEROとかいう男がいたはず
「…まさか…ね」
マキナが不思議そうにこちらを見る
このかわいい友人のためにも、この男の素性を暴いてやろう…
ゼロの背中を睨みつけながら、スキルを発動する
ゴーグルを通したような視界に映ったのは…
＿MAD JESTERS
え…見つけた…
怪盗団…
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作者名：まめもやし | 作成日時：2021年7月26日 21時
