超東京の狼ガール。 (ページ24)

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結局、怪盗団は見つからないまま1ヶ月が過ぎた
…あいつらどんだけ厳重に身を隠してるの？？
今のところはチャッター、スマッシュ、マサト、ロッソの名前とスキルの概要しか手がかりは無い

私はもう一つ並行して、あの開かないロケットペンダントも開けようとしてる
ユキに全部話したら、自分のこと調べてみようかな、って思ったんだよね

「A、どうしたの？ぼーっとして」

「あ、ううん。なんでもない」

マキナに肩を突かれてやっと我に返った
…危ない、ここ学校だった…

「にしてもさ、最近マキナにこにこしてない？」

「そう？」

「あ、分かる」

私たちの言葉に照れくさそうに頬を掻くマキナ

「あー、バイト始めたんだよね」

「嘘でしょ？！バイトしたら自主学習の時間が減るとか言ってたのに…」

「どこでバイトしてるの？」

「探偵事務所」

探偵事務所？？
今時珍しいな…探偵なんて
新世紀になって消えた職業かと思ってた

「変な人達だけど、かっこいいよ？」

「…熱でもあるの？」

リコの言葉を完全に無視して、マキナは続ける

「失ったものは必ず取り戻すんだって！」

失ったもの…か…
あのペンダント、開けてもらえたりするかな？？

「…マキナ、ちょっとその人に相談したいことあるかも。行ってみたいんだけど…いい？」

「もちろん！！お客さん連れてったらみんな喜ぶよ！！」