超東京の狼ガール。 (ページ11)

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「二人とも早くー！」

「待ってよリコ！」

「ゲーセンは逃げないからゆっくり行こうよ…」

と、言うわけでやって来ました！六本木！
ROWDY SHOGUNの街だからね
収穫があるといいけど…

ゲーム媒体を物色しながら、リコが口を開く

「Aが普段やるのってどんなゲーム？」

「シューティングゲームとかレース系とかパズルゲームかな」

「だめだ。全然わかんない」

「マキナこういうの疎すぎ…パズルゲームって今どき珍しいね」

「そうかな？私、旧世紀の媒体でやることが多いから…」

「それって珍しいんじゃ…？」

「旧世紀のゲーム！？いいなぁーー！！！」

不思議そうなマキマとはしゃぐリコ
こういう時はリコの無邪気さの方がありがたい

「あー…今度やりに来る？？」

「行きたい！！」

「旧世紀の物は私も気になる！」

この二人ならアジトのゲーセンに招待してもいいかな…
一応ゲーセンでバイトしてることにしておいて、JIGGY BOYSもバイト仲間ってことにしてる

「あれやろ！」

リコが指差すのは、新世代の感覚的なシューティングゲーム

「難しそう…」

「多分簡単だよ、リコに勝っちゃおーよ」

…ちょっとずるしてるけど…

殺し屋時代、滅多に機械に触れなかったけどスキルを磨きたかった私は広域スキャニング、精密スキャニングを身に着けた
そのために機械があるときは、片っ端からスキャニングしてたから今でもその癖が抜けない

そのお陰で、クロードに次ぐスキル使いって言われてるんだけどね

機械扱うのは、ちょっと苦手なのが残念なんだって。