きらきらひかる ／川上 r ページ9
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……
…………
「川上さん？」
「ん、Aちゃん？」
懐かしい名前を呼んだ気がする。
ぼんやりとした視界の焦点を合わせると、
不安そうにこちらを見つめるAさんの姿を捉えた。
「あ、よかった。物販の列もう少しだよ」
「ほんとだ。んー、ぼーっとしてるのかな」
「行きの電車でもうとうとしてましたね。大学で何か行き詰まってるの？」
「いや、……帰ったらAさんに手伝ってもらってもいい？」
「いーよ！ とりあえず、川上さんの大好きなアイドル！」
ニカッと笑って物販のスタッフにお金を支払うAさん。
僕もお金を支払って列を抜けると、会場へとともに足を運ぶ。
今日は僕の好きなアイドルのライブを行う日。
それに、以前から行きたがっていたAちゃんも連れて。
現場で知り合ったアイドルのファンの方々に「親子みたいだね」と言われたが、身長とか言動のせいだろうか。
にして、一応年は近いのにカップルではないのはいかほどか。
いや、うーん。見られて欲しいってわけじゃないけれど。
ぶつぶつと文句ともとれる事を思っていると、隣にいた知らない若いファンに「仲がいいんですね」と大きく笑われてしまった。
と、突然プツンと照明が落ちる。同時に悲鳴にも聞こえる歓声が会場を埋める。
「始まった？」
「始まった。ほら、もう、見てよ。最高だから」
「川上さん……」
「ん？ 何か言った？」
「……楽しみだなって！」
──川上さん、楽しそう。
確かにそう聞こえたけれど、騒めきでわからなくなったのをいいことにAさんは誤魔化したことも僕は知っていた。が、深く追求はしなかった。
なぜなら、ステージを見るAさんがキラキラしていて、綺麗だった。
正確にいえば彼女の瞳が眩いくらいに輝いていたのだが、
僕も初めて見る輝きだった。そりゃあもう、おそろしいほどに綺麗だった。
たまには一緒にライブに行くのもいいなって思った今日でした。
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ぷよーこ(プロフ) - 最初の頃にリクエストした『鶴崎くんのかわいいお話』ありがとうございました。これからも、書きたいものを無理のない範囲で書いていってほしいなと思っています。これからも応援してます(*≧∀≦*) (2019年1月10日 23時) (
レス) id: 53d0fc1d02 (このIDを非表示/違反報告)
もも - そうなんですか…もっと真白さんの作品を見たかったけど、しょうがないですね。 じゃあ…男子たちの取り合いでお願いします。 悲しいけど、私はいつまでも待ってます！ (2019年1月2日 21時) (レス) id: 172f64fb94 (このIDを非表示/違反報告)
もも - あと、私自身がクッキーを作るのにハマっていて… 再びリクエストさせてください… 東大王の男子4人と付き合っていて、カフェを営んでいたら…っていうのか見たいです。よろしくお願いします。 (2018年12月29日 7時) (レス) id: 767566c530 (このIDを非表示/違反報告)
もも - 妄想が異常なほどに膨らんでくるww 東大王の男子とデートするの楽しいんだろうな…(リクエストです) 作者さんの小説、大好きです！ *光ちゃんとお話(胸が小さいのがコンプレックスの主人公が相談する) *男子4人に取り合いされる (リクエスト2です) (2018年12月29日 7時) (レス) id: 767566c530 (このIDを非表示/違反報告)
もも[砂川さん推し] - 東大王の男子との交際秘話では、男子4人が主人公とどこで会ったのか、結婚したらとかそんな感じです。松丸くんのお話では、主人公との交際秘話をひたすら語るというお話です。きっかけとかお互いの好きなところとかを話すという話です。分かりにくくてすいません<○> (2018年12月17日 18時) (レス) id: 767566c530 (このIDを非表示/違反報告)
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