準備中 ページ36
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「ご飯きたよ〜」
「体に悪いな〜」
「じゃあ食べないで河村」
「いやん、意地悪」
まるでパーティするかのようだ。Aはそう思った。
ただ荷物取りにきただけなのにな。伊沢さんに出発が午後なのを確認されて、夜まで残れるかって懇願されて。今日みんなと会えてよかった。伊沢さんのおかげだ。いつもいつも、彼が後ろにいたのにいつのまにか別れてしまったね。そうしてまたこうしてクイズに関われて、楽しかった。ありがとう、拓司。と秘めた想いは伝えないまま。今言ったら、泣いてしまいそうだ。さみしさに気が気でなくなりそうだったから。
Aの隣をほぼ死守しているのは珍しくもこうちゃんだ。
こうちゃんはこのライター陣の中で今日は集合が遅れてしまい、そして報告を受け止めてからの時間も他の人よりも短い。まだ混乱する頭で考えられたことは、明日からオフィスにAちゃんがいないという事実が本物であるということだけであった。だから、みんなもちょっと遠慮してこうちゃんに譲っているところはあるのだろう。
こうちゃんは純粋にAを心配しているところがあって、「仕事は詰めすぎないかな」とか、「倒れたりしないかな」とか、体調面でなにかと関わってきた節はある。だいぶ前、寝不足だった彼女を助けたのはこうちゃんであった。「俺、いなくて平気なの」とちょっと自意識過剰なところもあるが、全く持ってその通りである。
「Aちゃんお酒呑めないもんね」
「呑めな〜い」
「残念だなあ」
含み笑いを浮かべるのは、今この状況においても何を考えているかよめないミステリアスな河村だ。
いまだに彼女のことをどう思っているかは伊沢でもわからない。だが、今まで拒否していた女性関係を根絶することなくAちゃんと関わっていたのだから嫌いではないとは思う。
ほら、Aちゃんに話しかけられると誰にも見せたことのない柔らかい表情を向けるのだから、と、伊沢は心の中で苦笑した。
福良は飲み物を注ぐ。いつもよりも落ち着いている様子に伊沢も疑問を思い浮かべるが、Aへグラスを渡す手は震えていたのだからほっと胸を撫でおろした。おそらく誰よりも心配しているのはふくらさんなのだろう。いつもオフィスにいて、誰かよりもQKで補佐をするAちゃんを見ていたのだから。
「よおし、乾杯だ！」
「Aちゃん、掛け声どうぞ！」
「上手なことも言えないので……とりあえず、かんぱーい！！」
最後の夜は長い。
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ぷよーこ(プロフ) - 最初の頃にリクエストした『鶴崎くんのかわいいお話』ありがとうございました。これからも、書きたいものを無理のない範囲で書いていってほしいなと思っています。これからも応援してます(*≧∀≦*) (2019年1月10日 23時) (
レス) id: 53d0fc1d02 (このIDを非表示/違反報告)
もも - そうなんですか…もっと真白さんの作品を見たかったけど、しょうがないですね。 じゃあ…男子たちの取り合いでお願いします。 悲しいけど、私はいつまでも待ってます！ (2019年1月2日 21時) (レス) id: 172f64fb94 (このIDを非表示/違反報告)
もも - あと、私自身がクッキーを作るのにハマっていて… 再びリクエストさせてください… 東大王の男子4人と付き合っていて、カフェを営んでいたら…っていうのか見たいです。よろしくお願いします。 (2018年12月29日 7時) (レス) id: 767566c530 (このIDを非表示/違反報告)
もも - 妄想が異常なほどに膨らんでくるww 東大王の男子とデートするの楽しいんだろうな…(リクエストです) 作者さんの小説、大好きです！ *光ちゃんとお話(胸が小さいのがコンプレックスの主人公が相談する) *男子4人に取り合いされる (リクエスト2です) (2018年12月29日 7時) (レス) id: 767566c530 (このIDを非表示/違反報告)
もも[砂川さん推し] - 東大王の男子との交際秘話では、男子4人が主人公とどこで会ったのか、結婚したらとかそんな感じです。松丸くんのお話では、主人公との交際秘話をひたすら語るというお話です。きっかけとかお互いの好きなところとかを話すという話です。分かりにくくてすいません<○> (2018年12月17日 18時) (レス) id: 767566c530 (このIDを非表示/違反報告)
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