準備中 ページ34
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「ええええ！ Aちゃん帰っちゃうの？！」
「まあね」
「出発は？ いつ？」
「明日」
「明日あぁ？！」
驚きが抑えられないこうちゃんがみんな知ってたの？ ときょろきょろするが、その場にいた人は一斉に横に首を振る。
事実を知っていたのは、水上と鶴崎と伊沢と川上と福良の5人であった。
後の情報によると鈴木光も知っていたらしい。なんでも、連絡を取り合う仲だったと話を聞いた。
黙っていた須貝が口を開いた。
「はいはーい。なんで俺らに言ってくれないの？」
「理由はないよ！ まあここ来て2年後くらいには離れるって伝えてたしね」
「え？ それ僕聞いてない」
「あ、河村さんには言ってない〜。伊沢さんとふくらさんと川上さんが知ってたっけ？」
「僕たちにも教えておいてよ？ そっかあ……僕何も準備してないよ……」
「山本さんはいてくれるだけで家宝だから安心して？」
「ん？」
冗談も交えながら話すが、正直Aの元へ注がれている視線は決して心地の良いものではなかった。
だって、お別れだもの。さみしいもの。どうしてそんなことを早く言ってくれなかったんだってみんな思ってるんだ。
伊沢はみんなの心情を理解していた。
みんながAちゃんのことを好いているのを感じていた。知り合いが好かれてるなんて、こんな嬉しいことないじゃんか。
でも、お別れの日が近づいていたのも知っていた。徐々に近づく距離と、お別れの日まで迫っているカレンダーを見た心底胸が苦しんだことを一番知っていたのは、近くにいた福良と川上なのだろう。
「で、今日はオフィスにおいていた私物を取りに来たと？」
「遅くない〜？」
「あ！ だから今日伊沢に呼ばれたのか」
「まあね。君らなかなか会えなくなるだろうし」
「あー来れてよかった！ Aちゃあーん！」
「うわわ、須貝さん〜」
瞳をうるうるとさせた須貝がAを引き寄せて抱きしめる。須貝よりずっと小さいAは頭も見えないくらいにすっぽり収まってしまい、迷子になった手をバタバタさせていた。
その様子を見て福良が「兄妹みたいだなあ」と一言。須貝に隠し子のように伊沢が匿っていたAとまさかそう言われるとは思っていなかった須貝はニンマリと大きな口を三日月にして笑った。
「くるしい、くるしい〜」
「須貝さん、離してあげてください」
「あ、ごめん」
今まで静かにしていた川上が様子を見かねてため息をついた。
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ぷよーこ(プロフ) - 最初の頃にリクエストした『鶴崎くんのかわいいお話』ありがとうございました。これからも、書きたいものを無理のない範囲で書いていってほしいなと思っています。これからも応援してます(*≧∀≦*) (2019年1月10日 23時) (
レス) id: 53d0fc1d02 (このIDを非表示/違反報告)
もも - そうなんですか…もっと真白さんの作品を見たかったけど、しょうがないですね。 じゃあ…男子たちの取り合いでお願いします。 悲しいけど、私はいつまでも待ってます！ (2019年1月2日 21時) (レス) id: 172f64fb94 (このIDを非表示/違反報告)
もも - あと、私自身がクッキーを作るのにハマっていて… 再びリクエストさせてください… 東大王の男子4人と付き合っていて、カフェを営んでいたら…っていうのか見たいです。よろしくお願いします。 (2018年12月29日 7時) (レス) id: 767566c530 (このIDを非表示/違反報告)
もも - 妄想が異常なほどに膨らんでくるww 東大王の男子とデートするの楽しいんだろうな…(リクエストです) 作者さんの小説、大好きです！ *光ちゃんとお話(胸が小さいのがコンプレックスの主人公が相談する) *男子4人に取り合いされる (リクエスト2です) (2018年12月29日 7時) (レス) id: 767566c530 (このIDを非表示/違反報告)
もも[砂川さん推し] - 東大王の男子との交際秘話では、男子4人が主人公とどこで会ったのか、結婚したらとかそんな感じです。松丸くんのお話では、主人公との交際秘話をひたすら語るというお話です。きっかけとかお互いの好きなところとかを話すという話です。分かりにくくてすいません<○> (2018年12月17日 18時) (レス) id: 767566c530 (このIDを非表示/違反報告)
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