��7日目 ページ21
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「いやあ、水上さん鶴崎さん光さんは置いておいて、あなたのことを学生としてあの現場へ届けることはなくなったね」
「なに、あなたって。夫婦みたいじゃない？」
「変なところつまずいてないでさっさといい女見つけて結婚してくださーい」
最終日。明日からまた仕事があるので今日はその準備にくれていた。
今まで遅れていたぶんを取り返さなくちゃいけない一心でノートを書きなぐっていたが、伊沢さんはそれを止めることなく向かい側の椅子に音を立てずに座った。
面接みたいだなあ。と思ったら、
伊沢さんはわたしがここ6日間初めて書いた日記をじっくり読みはじめた。
わーもう、ほんとこの人は。
「俺だって、いい人見つけてるんだよ」
「意外……ではないな。社会人の24歳だもんね。クイズ番組にはあくほど出ただろうし」
「でも、クイズには飽きてない。QKを辞める気もさらさらない。不思議な話だね、俺は一体何年間クイズとともに生きているのか」
「離れることはないよ、魅力に気づいたんだ」
「そりゃそうだね。ってなんだこいつら。Aちゃんのことよしよししすぎ！」
「どういうこと？」
でも、役割を与えたのは伊沢さんだ。
甘やかしたのも、ひどく現実を告げたのも、
そりゃあ他のライターの手を借りたのは間違いないが、間接的に伝えたのは、我らが編集長伊沢拓司であることは流石の私でもわかった。
「ねえ、A」
普段控える必要もない呼び方を、伊沢さんは捨てた。
それだけで胸がチクリとした。なに、と問う前に伊沢さんは言葉を紡いだ。
「Aといることも、この先何年までだろうな」
「……ちょっと」
「先のことを考えるとわくわくする。
レギュラー番組を引退して、新しい東大発のメディアQuizKnockをこの先もっともっと発展させられるのもある。大学を出て、社会人になって、これ以上にクイズに関わることはできる。
……でも、どこか不安なんだ」
伊沢さんは私に隙を与えないように言葉を続けた。
「Aがいなくなったら……」
「伊沢さんは私がいなくても大丈夫だよ！
今までもこれからも、ずっとそうだったでしょ？」
「……きみが倒れた時、『伊沢さんなんて言ったと思う？』って、川上が言ったんだ。
俺、なんて言ったと思う？」
「難しいこと言われても、わからないよ」
「それが至って簡単なんだよ。不思議なくらいに！
答えは、『Aがいないと幸せになれない』って言ったんだって」
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ぷよーこ(プロフ) - 最初の頃にリクエストした『鶴崎くんのかわいいお話』ありがとうございました。これからも、書きたいものを無理のない範囲で書いていってほしいなと思っています。これからも応援してます(*≧∀≦*) (2019年1月10日 23時) (
レス) id: 53d0fc1d02 (このIDを非表示/違反報告)
もも - そうなんですか…もっと真白さんの作品を見たかったけど、しょうがないですね。 じゃあ…男子たちの取り合いでお願いします。 悲しいけど、私はいつまでも待ってます！ (2019年1月2日 21時) (レス) id: 172f64fb94 (このIDを非表示/違反報告)
もも - あと、私自身がクッキーを作るのにハマっていて… 再びリクエストさせてください… 東大王の男子4人と付き合っていて、カフェを営んでいたら…っていうのか見たいです。よろしくお願いします。 (2018年12月29日 7時) (レス) id: 767566c530 (このIDを非表示/違反報告)
もも - 妄想が異常なほどに膨らんでくるww 東大王の男子とデートするの楽しいんだろうな…(リクエストです) 作者さんの小説、大好きです！ *光ちゃんとお話(胸が小さいのがコンプレックスの主人公が相談する) *男子4人に取り合いされる (リクエスト2です) (2018年12月29日 7時) (レス) id: 767566c530 (このIDを非表示/違反報告)
もも[砂川さん推し] - 東大王の男子との交際秘話では、男子4人が主人公とどこで会ったのか、結婚したらとかそんな感じです。松丸くんのお話では、主人公との交際秘話をひたすら語るというお話です。きっかけとかお互いの好きなところとかを話すという話です。分かりにくくてすいません<○> (2018年12月17日 18時) (レス) id: 767566c530 (このIDを非表示/違反報告)
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