占いツクール
検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:4,679 hit

ページ9

「――サレンダー」

「え?」

「無理ですよ。お強いんですね」


 流石支配人だ、と楓はカードを場に置き力の籠ってない拍手を送る。Aが見下ろす先、楓の手札だったのは「Q」のスリーカード。対してAは「K」のフォーカード。これに勝てる手はそうそうないけども。


「一応ウチはオールインも受け付けているわよ?」

「冗談言わないで下さい」


 楓の頬が引き攣る。手持ちを全額賭けろなんて軽率に言う事じゃない。

 元々楓は遊びに来ただけで、ここを買い取るつもりは毛頭ない。ただちょっと、葉っぱをかけただけのつもりだったのに。


「……もしかして、挑発した事怒ってます?」


 ここまで本気で相手して貰えるなんて、自分の言動位しか思い付かない。しかしAは読めない笑顔を浮かべるだけ。


「馬鹿おっしゃい。そんなんで支配人が務まるとでもお思い?」

「じゃあ、年齢聞いた事とか……」


 今度はAの頬が引き攣る番だ。カードを場に伏せてドサっと椅子に座った。足を組んで前身を出す。張り詰めて居たはずの空気が軽くなる。しかしAの鋭い視線は消えない。





「……いい事、楓君? 負けを恐れ、全てを賭けれず、最高のゲームを提供出来ない。……そんなディーラー、ウチには要らないわ」


 出直して来なさい、とAが笑ったまま背もたれに体重を乗せ直した。

 どうやらゲームは終わりらしい。肌でそれを感じた楓は、大人しく引き下がる他なかった。

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (8 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
12人がお気に入り
設定キーワード:暗殺教室 , 募集企画   
作品ジャンル:ファンタジー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

camellia(プロフ) - 葵さん» うぐふっ(謎の声)…………有難いお誘い誠に心苦しいけど今回は見送らせていただきます……バチクソに私事なんだけど50作目にこっち名義で新作出せるように諸々準備中なので、現時点で出来かねるのよ……一連が落ち着いたら参加も考えます(震) (11月12日 22時) (レス) id: 24ff41186f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - camelliaさん» やった〜〜。頑張った甲斐がある(まだ始まったばかり)。一人完成したら公開って形で順番に書かせて頂く予定なので、遅くなるかもしれませんが……! 何に渋ってるかわかんないけど決心付いたらお気軽にお声がけ下さいね笑 (11月12日 22時) (レス) id: f205b8954e (このIDを非表示/違反報告)
camellia(プロフ) - 好きです(唐突な告白) いや企画の時点でも相当好きでしたけど!!一気読みして心撃ち抜かれました本当に……。募集企画に興味湧いてきたかもしれない。ほんの手伝いの分際でなんですが彼女の子のお話も心待ちにしております(小声) (11月11日 21時) (レス) id: 24ff41186f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作者ホームページ:https://twpf.jp/uranai_aoi  
作成日時:2020年11月11日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。