9-11 ページ32
「何で中沢くんが謝るの...勝手なことしたのは私だから...」
中沢「一緒に行けば…1人で行かせるんじゃなかった...1人で行かせて、悪い。」
「中沢くんのせいじゃない。謝らないでよ...」
中沢「さっきの...いや、何でもない。」
中沢はさっきの潤之介との事を口にしかけたが、踏みとどまった
そんな中沢にAは口を開く
「私には、中沢くんだけ。中沢くんしか見てない...中沢くんが好き。」
そう言うと中沢の事を後ろからきゅっと抱きしめる
中沢は小さくふっと笑うと優しく言った
中沢「風邪ひかないように、早くあたたまらないとな。」
宿へと着き、奈未が寝ているかもしれないので部屋へ静かに入る2人
奈未「中沢さん！やっぱりもう一度探しに___！」
「奈未ちゃん…心配かけて、ごめんなさい…！」
奈未「Aちゃん…！良かった、本当に…私のせいで…ごめんなさい！」
安心したからか、大粒の涙を流して謝る奈未
「ううん、私が勝手に行動したのが悪かったから…泣かないで？」
奈未「良かった…本当に良かった…中沢さん、ありがとうございました…！」
中沢「あぁ…もう、気にすんな。」
冷えた体を温めようと、中沢とAは順番にシャワーを浴びる
中沢「A、俺___」
先に浴び終えていたAは、今しがた上がってきた中沢にシーっと人差し指を口に添えて言葉を止める
「奈未ちゃん、寝ちゃったから…静かにね、ふふ」
中沢「わり…」
「私達も、寝よっか。」
中沢「あぁ、俺ロビーのソファにでも座ってるから…」
そう言う中沢に、Aはキョトンとしていた
「何で…？ここで大丈夫じゃない？」
中沢「いや、でも鈴木…」
「私も居るんだし、平気だよ。ね？」
そう言うAに、中沢はどうしたものかと頭を悩ませる
「じゃあ…一緒にソファ行こ…」
中沢「いや、Aはここで___」
「嫌だ、中沢くんに…そばに居て欲しいの。」
そう言うAの顔は、どこか苦しそうに見えた
中沢「…わかった、一緒にいよう。」
中沢はそう言うと優しくAの手を取り、奈未を起こさないよう2人でそっと部屋を出た
ソファに座り他愛の無い会話をしてた2人だが、疲れのせいか、どちらからともなく眠りについてしまった
頭を寄せ合い手を握りあって眠っている2人だが、Aの目からはポトリと1粒の涙が流れた
「…どうして……潤ちゃん…」
そう呟いた言葉は、誰にも聞こえていなかった
9話 fin.
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優雨 - こんばんは(*^^*) 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (7月8日 23時) (
レス) @page32 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
優雨 - また続けてのコメントですみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 8-13のここの部分 2人とも黙り、気まづい空気が流れる それを終わりにしたのは奈未だった これ正しくは気まずい空気がではないんでしょうか？ (6月30日 0時) (レス) @page21 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
優雨 - 続けてのコメントですみません(._.) これ正しくは気まずくなりではないんでしょうか？ (6月29日 23時) (レス) id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
優雨 - こんばんは(*^^*) かなりお久しぶりです(笑) 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 8-7のここの部分 素直な中沢に照れた○○←名前は思わず潤之介の名前を出してしまい気まづくなり謝る 中沢は対して気にしてないように言った (6月29日 23時) (レス) @page15 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
なみ - 今ボス恋再放送を見ていて再度ボス恋にはまってしまいました！淳之介推しです♡更新ゆっくりでいいので楽しみに待っています！！ (2023年3月31日 23時) (レス) id: b4d4884144 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅり | 作成日時：2022年5月16日 2時
