8-11 ページ19
潤「オッケー、確認します。編集長。」
潤之介はそう言うと撮り終えた写真を見せていく
静かに見ていた麗子は満足そうに頷いて言った
麗子「いいと思う。」
潤「OK!お疲れ様でした!」
麗子に合格を貰った潤之介は心から嬉しそうに、
どこかホッとしたように幸せそうな満足そうな顔をしていた
スタッフ「「お疲れ様でしたー!」」
「お疲れ様でした!ありがとうございました!」
麗子やスタッフ達と挨拶を交わすA
そんなAを優しい目で静かに見つめる潤之介
そして、そんな潤之介を切なげな表情で見つめる奈未と
少しイラついたように見ている中沢
「潤ちゃん、ありがとう。また素敵な写真撮ってくれて。」
潤「いや、俺も楽しかった。」
「じゃあ、お疲れ様!」
潤「あっ__」
そう言うとAは中沢の元へと向かう
そんなAの背中を寂しそうな顔で見つめていた潤之介
奈未はそんな潤之介を見てたまらずその場を去った
一部始終を見ていた麗子は小さくため息を漏らすとスタジオを後にする
麗子がスタジオを出たことに気づいた潤之介は急いでそのあとを追った
潤「姉ちゃん!」
麗子「何かしら?」
潤「ちょっと、言っときたいことがあったから…」
麗子「それで?」
潤「俺、奈未ちゃんと偽装じゃなくて、真面目に付き合う事にしたんだ。」
麗子「へぇ…意外ね。」
潤「そんな事ないよ。」
麗子「本当にそうかしら。」
潤「え…?」
麗子「自分でも本当は気づいてるんじゃない?」
潤「なんの事?」
麗子「A。」
潤「っ別に、Aの事は何とも…!」
麗子「あなた、さっきの撮影でどんな顔して撮ってたか、どんな目であの子を見つめてたのか、分かってないの?」
潤「それ、は…」
麗子「そんなんで、鈴木にも悪いと思わない?…自分に正直で真っ直ぐ生きてたあなたらしくないわね。私には、さっきの写真が全て物語ってるように見えるけど。」
潤「……。」
麗子「じゃあ、次があるからもう行くわね。」
麗子はそう言うと出版社を出て行く
潤之介はそんな麗子の背中をしばらくボーッと見つめていた___
その頃、着替えを済ませたAは休憩にと、
編集部で中沢と談笑しながらコーヒーを飲んでいた
そこへ奈未がやってきて言う
奈未「中沢さん、すいません。ちょっと…Aちゃん借ります!」
中沢「あ、おい!」
「えっ!あっ!?」
2人に有無を言わさず、奈未はAの腕を取り場所を移した
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優雨 - こんばんは(*^^*) 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (7月8日 23時) (レス) @page32 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
優雨 - また続けてのコメントですみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 8-13のここの部分 2人とも黙り、気まづい空気が流れる それを終わりにしたのは奈未だった これ正しくは気まずい空気がではないんでしょうか? (6月30日 0時) (レス) @page21 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
優雨 - 続けてのコメントですみません(._.) これ正しくは気まずくなりではないんでしょうか? (6月29日 23時) (レス) id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
優雨 - こんばんは(*^^*) かなりお久しぶりです(笑) 物語読んでいて気が付いたのですが。。。 8-7のここの部分 素直な中沢に照れた○○←名前は思わず潤之介の名前を出してしまい気まづくなり謝る 中沢は対して気にしてないように言った (6月29日 23時) (レス) @page15 id: 361e8a8309 (このIDを非表示/違反報告)
なみ - 今ボス恋再放送を見ていて再度ボス恋にはまってしまいました!淳之介推しです♡更新ゆっくりでいいので楽しみに待っています!! (2023年3月31日 23時) (レス) id: b4d4884144 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゅり | 作成日時:2022年5月16日 2時