3-11 ページ48
腕を引かれ店を出たものの、何も言葉を発さずに進む中沢
そんな中沢にAはどうしたものかと思いつつ声をかける
「ちょっと中沢くん…ねぇって…！」
中沢「…悪い。」
「別に、私に謝らなくていいけど…大丈夫？」
中沢「今回の事は、すげぇ頭にきてる…ちょっと、冷静でいられなかった…」
「中沢くんの気持ちも分かるけど…でも、」
中沢「ちょっと今、冷静になれない。こっちから誘ったのに悪いけど…」
「あ…ううん、全然…私もこの後撮影あるから。」
中沢「そうか…今度改めてまた誘うな。」
「わかった、またね。」
中沢「撮影、頑張ってな。」
そしてAは中沢と別れ撮影へと向かっていった
___数時間後
編集部を飛び出て中沢を探す奈未
運良く中沢を見つけた奈未は一緒に瀬尾光希の元へ行って欲しいと話した
道場に向かい瀬尾光希と話し終えた2人、奈未のおかげで中沢の顔もスッキリと晴れたようだった
___次の日、編集部
小早川佐和子へのインタビューなんて無理だと喚いている和泉を説得しようとする奈未と半田に小笠原
そこへ救世主のように中沢が出社し和泉を連れてインタビューへと向かった
中沢からのデータを待つ奈未達の元に無事データが届くも、開き方がわからなくて慌てる奈未
そこへ奈未のファインプレーだと中沢に聞いたと、和美を筆頭に他の編集者達も出社してきた
和美が皆に指示を出し、元の慌ただしくも賑やかな編集部へと戻っていく
中沢と和泉も戻り、アレコレと忙しなくなった時1人の編集者が声を上げた
編集「あーー！校閲の手配ってしてませんよね…？」
小笠原「あのー…私、元校閲部です。」
「「おぉー！！」」
ここで小笠原のナイス発言により、慌ただしいが順調に作業が進んでいった
全てをまとめたゲラを、中沢が緊張の面持ちで麗子の元へと運ぶ
麗子は赤ペンで修正箇所を書き出し、判子をおして中沢へと渡した
中沢が編集長室から出てくるのをソワソワと待つ皆に、中沢は今しがた受けとったゲラを見せ言った
中沢「おっけー！！」
「「やったー！」」
奈未「終わったー！」
和泉「お疲れ！」
中沢「…あの、ご迷惑をおかけしてすみませんでした。」
半田「いや、皆よく頑張った！俺は今日のこの日を忘れない。よし、飲もう！あ、編集長もどうですか？」
半田にそう聞かれるも答えない麗子
だが、最後に一言声をかけた
麗子「…お疲れ様。明日10時会社前に車の手配。」
奈未「はい！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 351人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
優雨 - おはようございます(*^^*) かなりお久しぶりです(笑) 明けましておめでとうございます。 もう年明けてしまいましたね(苦笑) そういえば今オー!マイ・ボス!恋は別冊で ボス恋一気見やってますね。 (2022年1月3日 9時) (
レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
しゅり(プロフ) - るるるさん» コメントありがとうございます！文章力無いので心配でしたが、そう言って貰えて嬉しいです！頑張ります！ (2021年7月12日 12時) (レス) id: 9ee1cc18b2 (このIDを非表示/違反報告)
るるる - こんにちは！初めてボス恋のお話を見ましたが、内容が分かりやすくてつい感情移入しちゃうくらいのめり込みました！これからも頑張ってください！ (2021年7月12日 11時) (レス) id: d1b6b9635d (このIDを非表示/違反報告)
優雨 - また続けてのコメントですみません｡｡｡ 物語読んでいて気が付いたのですが...。 3-13のここの部分 潤之介は奈未の腕を取り、自分へと引き寄せ奈未のおでこへと口付けた これ正しくは自分のほうへとではないんでしょうか？ (2021年4月21日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
優雨 - 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくは皆で飲みながら話していても、ではないんでしょうか？ (2021年4月21日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しゅり | 作成日時：2021年3月10日 9時
