オー！マイ・ボス！−恋は別冊で−

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__数日後、編集部


皆がデスクに集まりひとつの写真を見ている


奈未「おはようございまーす。」

遥「鈴木さん、これ。」

奈未「あ、この前撮ったやつですか？」

中沢「こうやって良いもん上がってくると、何も文句言えないよな。」

和美「中沢くん、編集長に不満が？」

中沢「何もないでーす。」

遥「どう？」

奈未「この写真が表紙になって本屋に並ぶ所見てみたいです。」

遥「わかる。」


そう話すふたりの顔も達成感に溢れていた
そんな時、Aが編集部へと入ってくる


「お疲れ様です。」

奈未「あ、お疲れ様です！あの、これ…！」

「わ、上がってきたんだ…！」

奈未「凄く、素敵な写真。早く雑誌になった所見たいなぁ。」

「私も。奈未ちゃん、ありがとうね。」

奈未「え…？」

「薔薇園の事聞いた。奈未ちゃんお手柄だね！」


そう言って手のひらを奈未に向けるA
奈未は満面の笑顔でそれにパチンと自分の手も合わせた


奈未「えへへ、ありがとう！私、辞めるの止めた。」

「そう、良かった！じゃあこれからもよろしくね？」


そんな2人を優しい目で見つめる中沢
そして、編集部の皆がAの周りに集まりお礼や感想を言っていた





仕事が終わり、奈未と一緒に歩いているA
この前潤之介に遭遇したベンチの所に来ると奈未が声を上げる


奈未「潤之介さん！あの、改めて色々、ありがとうございました！何か、ヒーローみたいですね。」

潤之介「ヒーロー？」

奈未「ピンチの時に現れて、助けてくれるから。」

潤之介「じゃあ…今度は俺のお願い聞いてくれる？」

奈未「あ、はい！もちろん！でもまだ給料出てないんで、ちょっとお待たせしちゃうかもしれないんですけど…」

潤之介「俺の、彼女になって。」

「え…？」


一緒に聞いてしまったAは戸惑いをかくせず、思わず聞き返してしまった

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