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__次の朝、薔薇園
奈未「お願いします!」
頭を深々と下げ手土産を差し出す奈未
奈未「今日撮影出来ないと困るんです!」
権利者「お断りします。」
中沢「お願いします。」
奈未「中沢さん…」
中沢「社運をかけた創刊号の表紙なんです。何とか、ご理解頂けませんでしょうか。お願いします!」
奈未「お願いします!」
権利者「以前、テレビの取材がありましてね。撮影終えたらあちこち踏み荒らされてて。それ以来こういう事はお断りしているんです。」
奈未「私達はそんな事しません。花も傷つけないように気をつけます!」
権利者「お引き取り下さい。」
中沢「お待ちください!」
中沢の静止を振り切り戻ろうとする薔薇園の権利者
その行く手には土下座をした麗子の姿があった
中沢「え…」
奈未「嘘…」
薔薇園「何ですか!?」
麗子「薔薇、とても綺麗です。この寒い時期に薔薇を咲かせるのは大変なご苦労があったはず。」
麗子は正座したまま、そのまま薔薇園の権利者に話し続ける
薔薇園の権利者は麗子の話を黙って聞いている
麗子「ファッションとは、夢の一瞬を提供すること。貴方の薔薇にはその力があります。この薔薇で世界中の美を愛する女性達に夢の世界を送らせていただけませんか?どうか私達に、力を貸してください。お願いします。」
そう言うと麗子はまた頭を下げた
麗子のその姿と心に納得した権利者は撮影の許可を出してくれたのだ。
中沢「撮影の準備始めましょう。」
和美「権利者の許可は?」
中沢「出ました。ボスが自ら土下座して。」
中沢がロケバスへと向かい待機していた皆に伝える
麗子の土下座に驚くのも束の間、着々と撮影の準備が進められた
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優雨 - おはようございます(*^^*) かなりお久しぶりです(笑) 明けましておめでとうございます。 もう年明けてしまいましたね(苦笑) そういえば今オー!マイ・ボス!恋は別冊で ボス恋一気見やってますね。 (2022年1月3日 9時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
しゅり(プロフ) - るるるさん» コメントありがとうございます!文章力無いので心配でしたが、そう言って貰えて嬉しいです!頑張ります! (2021年7月12日 12時) (レス) id: 9ee1cc18b2 (このIDを非表示/違反報告)
るるる - こんにちは!初めてボス恋のお話を見ましたが、内容が分かりやすくてつい感情移入しちゃうくらいのめり込みました!これからも頑張ってください! (2021年7月12日 11時) (レス) id: d1b6b9635d (このIDを非表示/違反報告)
優雨 - また続けてのコメントですみません。。。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 3-13のここの部分 潤之介は奈未の腕を取り、自分へと引き寄せ奈未のおでこへと口付けた これ正しくは自分のほうへとではないんでしょうか? (2021年4月21日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
優雨 - 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくは皆で飲みながら話していても、ではないんでしょうか? (2021年4月21日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゅり | 作成日時:2021年3月10日 9時