しんどい時は (リク) ページ43
忠義side
章「大倉、おきてー朝やで！」
体を揺すられている感覚がして意識が浮上してきた。
もう朝か...
起きないと...
なんか、身体が怠くて力が入らへん...
ずっと目が回ってる感じ
章「...おーくら？朝ごはん食べへんのぉ？」
ヤスに顔を覗かれる。
あ...そうや
思い出した。
今日の稽古、江戸で有名な道場から師範が来られる日や...
休んだりしたら、先生に叱られてまうよな...
それに多分、休んだら叱られるんは俺だけじゃなくてみんなもや。
ヤスは気ぃ遣いやし鋭いからバレんようにせな...
忠「...おはよ。食べるよ...」
ゆっくり重たい身体を起こして支度をする。
みんなもう起きて着替え終わっていた。
横「今日の稽古はしんどそうやなぁ」
亮「師範が来るんやろ？いっつも俺らに手加減なしやもんなあの人」
す「ええやん。手加減される方が嫌やわ」
みんなで並んで朝ごはんを食べているけど、今は匂いだけでも気分が悪くなりそう...
でも食べないと怪しまれると思ってとりあえず席に着く。
いっつも白米をおかわりするくらい食べているのに、ぜんぜん箸が進まへん...
横「大倉？食べへんのか？」
隣にいた横山くんが不思議そうな目で見ている。
忠「...おなか空いてないねん...。これよかったら食べて...」
横「え？」
信「...たつ？しんどい？」
忠「...ううん！...昨日の夜食べすぎちゃっただけ！」
ごちそうさまでした、と言って、まだほとんど手をつけていない朝食を置いて部屋を出る。
ヒナちゃんが心配そうな顔で見てきたから焦った。
ヒナちゃんにバレた時は毎回大ごとにされて、よくわからんおくすり飲まされたりお医者さんに連れていかれそうになるから、できるだけバレんようにしておきたい。
はぁ...
やっぱり気持ち悪い...頭もぐわんぐわんする...
部屋の中におったら吐きそうやったから、外の空気を吸いにきた。
なんだかゾクゾクと寒気もして座ってるのもしんどい。
でもちょっと休んだら戻ろう。
今日のお稽古頑張らなきゃ...
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 21人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ささくれ(プロフ) - はるさん» リクエストありがとうございます！！書かせていただきます！ (3月10日 8時) (
レス) @page39 id: 0769f20648 (このIDを非表示/違反報告)
はる - いつも更新楽しみにしています！リクエストで、大倉くんが体調不良になり、具合悪い中頑張ってお稽古するものの先生に怒られてしまい、皆が助けてくれるといったお話が見たいです。可能であればで大丈夫なので、よろしくお願いします！ (3月10日 1時) (レス) @page17 id: 0549b63cd1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ささくれ | 作成日時：2024年2月23日 17時
