泣いて、笑って ページ27
隆平side
丸「しゃけ！せみ！！！」
忠「あははっ」
亮「おいまる！！！ふざけてないではよやれや！！終わらんぞ！！」
丸「...ごめーん、亮ちゃん、笑」
今は勉学の時間。
自分たちの部屋に文机をいくつか並べて、それぞれ論語を読んだりそろばんを使って和算をしたりしている。
今日は先生がいないから、ひたすらに宿題をやっているんだけど、集中できずについふざけてしまう。
章「よし！終わり！」
亮「えー章ちゃんはやいって！俺あとニ問！」
章「もうちょっとやんか！」
章ちゃんが使っていた本を片付けているのを羨ましそうに見る亮ちゃん。
す「俺もヨコも終わったからちょっと外行ってくるわ」
亮「え！横山くんも終わったん！嘘やろ！」
横「嘘ちゃうわ笑俺は昨日から進めてたからな」
す「ヨコはこーゆーので1番にならんと気が済まへんねん笑」
すばるくんが笑いながら言うと横山くんが照れたように笑った。
あっという間に2人は外に(おそらく川遊びに？)出かけて行ってしまった。
忠「ずるいーー！」
信「たつももうちょとやな。頑張れ」
亮「大倉には負けん！」
悔しがっているたっちょんと闘志を燃やす亮ちゃん。
いつもの光景。
いつもの....
いつも....
いつも...僕は...
目の前の書物をを眺める。
論語は記号のような文字列にしか見えないし、そろばんのやり方も、一つひとつ思い出しながらやっていたら全然進まない。
...いつも、僕が一番遅かった。
どうしてできないんやろう。
年下の三人はできているのに。
焦れば焦るほど頭が真っ白になって何も考えられなくなる。
僕は、できない子なんや。
このまま、みんなに置いていかれたらどうしよう。
一番大事な時に、使いものにならなかったら？
どうしよう、どうしよう.....！
訳のわからないくらい大きな不安と叫び出したいような衝動が押し寄せてきて、逃げるように部屋を飛び出した。
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ささくれ(プロフ) - はるさん» リクエストありがとうございます！！書かせていただきます！ (3月10日 8時) (
レス) @page39 id: 0769f20648 (このIDを非表示/違反報告)
はる - いつも更新楽しみにしています！リクエストで、大倉くんが体調不良になり、具合悪い中頑張ってお稽古するものの先生に怒られてしまい、皆が助けてくれるといったお話が見たいです。可能であればで大丈夫なので、よろしくお願いします！ (3月10日 1時) (レス) @page17 id: 0549b63cd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ささくれ | 作成日時：2024年2月23日 17時
