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ページ15

す「お前は俺にはなれへん。...けど俺もお前にはなられへん。お前の優しさに、俺らがどんだけ救われてきたか。」



章「へ...?」



す「どんな小さい怪我もすぐに気づいてくれた。その器用な手で丁寧に手当てしてくれた。よぉ周りのこと見てくれとる。それはお前の優しさやろ?」



章「優しさ...」



す「それは間違いなくお前の武器や。...剣術だけが全てやない。...な?」



章「...うん」



す「だから俺の背中ばっかり見るな。もっとでっかいもんみろ。...いつか同志として、共に走れる日が来るから。」



章「うん...!」



同志。...ずっと聞いてきた言葉のはずなのに、初めて聞いたかのような新鮮な響きで俺の心に刺さった。



す「ふぁぁ...ねむ。俺やっぱまだ眠いから戻るわ。お前もはよ寝ろよ、」



気怠そうに欠伸をするとゆっくりと道場に背を向ける。



ああ、やっぱり叶わないや、この人には...



でも救われた。


心もきた時より随分軽くなった。




(ありがとう渋やん)



心の中で呟いて、木刀を置いた。


fin

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ささくれ(プロフ) - はるさん» リクエストありがとうございます!!書かせていただきます! (3月10日 8時) (レス) @page39 id: 0769f20648 (このIDを非表示/違反報告)
はる - いつも更新楽しみにしています!リクエストで、大倉くんが体調不良になり、具合悪い中頑張ってお稽古するものの先生に怒られてしまい、皆が助けてくれるといったお話が見たいです。可能であればで大丈夫なので、よろしくお願いします! (3月10日 1時) (レス) @page17 id: 0549b63cd1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ささくれ | 作成日時:2024年2月23日 17時

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