[MHA]氷と爆破って相性悪いよね？ (ページ8)

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6話ページ8

「おいA！おせぇぞ！」

かっちゃんはノートを取られた事なんてどうでもいいようにAちゃんに話しかける。

【っ！はぁ、遅いじゃ、ないでしょ！！何してんのよ！！っはぁ、危なかった】

膝に手をついて肩をついて呼吸するAちゃん。

【はい、デク、ごめんね大切なものなのに…】

「ありがとうAちゃん」

はぁはぁと息切れを繰り返すAちゃんから黒焦げになったノートを受け取る。

「あぁ゛？！なんでAが謝んだよ！！！｣

【(無視)ごめんねデク、私、物を直す個性じゃないから直すこと出来なくて…もっと早く来れたら良かったのだけど…】

凄く悔しそうにするAちゃん。

僕はそれだけで十分だ。

無視すんな！！！と爆破を起こそうとするかっちゃん。

【っ、かっちゃん落ち着いて、分かったから一緒に帰ろう、ね？】

「っ…ちっ」

Aちゃんがかっちゃんの方を向き、爆破を起こそうとした両手に自分の手を上からそっと重ねればかっちゃんの爆破は鎮まり、かっちゃんの怒りも少し収まった。

「雄英受けるんじゃねぇぞ！クソナード！」

【ごめんね！デクまたね】

そう言ってかっちゃん達は教室を出て行った。