[MHA]氷と爆破って相性悪いよね？ (ページ5)

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3話ページ5

普段からかっちゃんを相手にしているせいか、怒りの沸点は高い方だと思う。

でもデクが悪く言われるのは許せなかった。
お前らにデクの何がわかるんだよ。

デクがどれだけ努力してると思ってるんだよ。どんだけヒーローが好きで、無個性だって分かってても頑張り続けているのに何で無理だって言うんだよ。

1人1人氷漬けにしてやろうか。

私にとって大切な幼なじみはかっちゃんだけじゃない。小さい時から一緒にいるデクだって同じくらい大切な幼なじみだ。

今私が怒っても仕方ないけど、デクの努力を馬鹿にされているようでひたすらにムカついた。

頑張って堪えているとかっちゃんが突っかかりだした。

「コラァデク！！没個性どころか無個性のテメェが俺やAと同じ土俵に立てるんだよ！！」

ジリジリと近づくかっちゃん。

デクも今にも爆破されそうで怯えている。

ごめんねデク…私はこんなことぐらいしかできないや。

【ほーらかっちゃんそこまで。ほら席ついて？はい、汗拭いて？】

「っ！Aっ！お前！」

【早く席ついて、ね？】

そう言うと、しゅうううううっと音がして爆破が収まる。

いいタイミングでチャイムが鳴ったので何とかかっちゃんを抑えることができて安心した。

「お前！！余計なことするんじゃねぇよ！！」

【だってあんなところで爆破起こしたらやばくない？ほーら万が一怪我なんかさせたら内申が、】

「加減くらい出来るわボケ！！」

プリプリしている割には私の席から全然離れないあたり特別怒ってるわけではなさそうだ。

「っ…たくよぉ」

ほら怒っているなら私の机の方に座席を向けて、座りながら私の筆箱弄ったりしないでしょ？

クスッと笑って私もかっちゃんの目の前に座った。