憧れと嫌悪は恋愛対象外【孤爪 / 菅原】 (ページ2)

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灰を被った桜花弁ページ2

A視点

孝支さん明日から高校生だな!入学式の写真送ってな!!

義兄からの親しげなLINEについていけず、既読を付けずにスルーした。
これは、見ていなかったではなく未読スルーになるらしい。面倒な世の中だ

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　「 ……菅原さん」

菅原「 Aも、菅原だべ、お兄ちゃんって呼んでな」

　「 …孝支さん」

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　「はぁ…… 」

とりあえず、後で送るように一枚写真を撮る
自分の自撮りを送る勇気は無いので、校舎の校門を撮っておく…

　「 … (虚しいな) 」

宮城へ最近引越しってたママ。
荷造りなどで、東京へは来れない。
つまり、この入学式を見に来る私の血縁者は居ないのだ。

？「わぁ… 音駒すごでか！」

　「、！」

でか… てか、めちゃくちゃイケメン…
どことなく純日本人ではなさそう。

？「君1年？オレも！」

　「ぇ？あ、はい… 」

一人で会話を展開していく(多分)ハーフのイケメン。コミュ力すごっ

ただ、その色素の薄い鮮やかな髪が義兄を相手にしているようで少し苦手意識を持った。

灰羽「オレ、灰羽リエーフ！よろしく」

　「 …灰… 菅原A です、よろしく」

灰崎ではない自分に少し違和感を感じた。
まあ、でも灰崎なら灰羽さんと席が近かっただろうし、菅原でも別にいいか。

別に灰羽さんが嫌いな訳では無いけど。
決して