【魔入間】限界原作厨に乙女ゲームは難しいⅡ (ページ10)

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ツムルの追憶（3）ページ10

A視点

　『 … 』

ここで、単純に「はい」と言うのは、彼の手のひらで転がされているとしか言い様がない。

それは癪だし

私の存在意義の話をした際に、私は救済措置でこの時ダリ先生の好感度を操る為だけに呼ばれたなんて笑えない話だ。

こんなに迷惑かけられていたら、私にも一度や二度駄々をこねる権利はあるだろう。

　『教えてくださいよ、先生。』

　『もし、救済措置(私)でしか、このゲームを終わらせられないなら、貴方はなんなんですか？』

　『カオリちゃんの存在は？』

　『運営って、なんのことなんですか』

運営とは、基本的には組織・機構などを働かせることをさす。

このゲームの場合、ボス。

ﾂﾑﾙ「 (焦りと賭けの水色…)」

ﾂﾑﾙ「確かに、そうだね。」

ﾂﾑﾙ「このゲームの全貌、教えてあげるよ」

ﾂﾑﾙ「ただし、全部聞いたら操作してよね。」

　『 …まぁ、私の期待に添える回答だったのなら。』

ﾂﾑﾙ「ほんとっ嫌な子供」

　『先生は狡猾なオトナですけどネ』