【魔入間】限界原作厨に乙女ゲームは難しい

初登校は大困惑（1） ページ6

A視点









　『やっべ… 遅刻、遅刻…』



説明しよう。何故こんなお助けキャラの私がヒロインじみた行動をしてるかと言うと……


＊＊＊



　『え？？？？ Twitterあるやん……』


前のスマホのデータがそのまま転送されていることに気づき、深夜までタイムラインを見ていたのだ！
神作品に出会ってバリバリオールしてしまった！！！すげーなTwitter！！




＊＊＊


とはいえ、フツーに健康に悪い(ネタバレが流れてくる)のでこれからはオールしないようにしようと思う。




　『びえーーー』




？「おおっと…」




　『っどわっぁ……』



曲がり角でゴツンしてしまった。
いや、これは確定メインキャラなのでは？













ﾂﾑﾙ「いてててて…… ねぇ、ちゃんと前見てよ!!」



　『ｯ……』


可愛いの暴力!!
可愛い!!ひたすらに可愛い!!

何故こんなにも可愛いんだ!!
こんなに可愛い成人男性が日本に存在して良いのか!!あっ、ここ日本じゃないのか…



　『す、すみません…(興奮を抑えろ、興奮を抑えろ、)』


ツムル先生に見られて変態だと言うことがバレてしまう!!それでは私の完璧なキャラ付けが効かなくなってしまう…

平常心を保て…
保つんだ、A……




ﾂﾑﾙ「って、うちの生徒か…ごめんね。こっちも見てなくて……」


　『い、いえ…』



ﾂﾑﾙ「それよりも、君! 遅刻だぞ! カルエゴ卿に言い付けてやる!!」



　『は、はぁ……ｽﾐﾏｾﾝ』



自分では叱らないんだね。



ﾂﾑﾙ「まぁ俺も遅刻だから同罪ってことで…」


ﾂﾑﾙ「カルエゴ卿にはちくんないでね〜じゃちゃんと学校行くんだよ〜」



え？先生、一緒にいってくれないんですか？
そして自分は告げ口するくせに人には釘さすんですか？？


どうやら、私にヒロイン補正はかかっていないらしい。

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