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安定 ページ36

貴「二宮さんバイタル安定、よしっと。じゃ、犬か…寝ちゃったか。」

直ぐに目が覚めるだろうけど毛布を2人にかけて病室を静かに出ていった。


貴「秀次、遊真、皆よしっと…。ルラ、これ目を通していてね。それじゃおやすみ」

ル「ああ。ゆっくり休めよ。」

貴「うん。ありがとう。」



まだ少し賑やかな廊下を進みふと外を見ると空は夜明けを迎えていた

貴(もう5時前か…)

いつもの如く屋上のベンチに腰を下ろし冷たくて静かな朝に身を委ねる

まだ荒れた警戒区域内には作業中の隊員やラボの見知った顔ぶれの人達が寝ずに働いていた。


__________ブーブー

胸に入っている医療用の携帯がバイブレーションする発信元はルラだった

『目を覚ましたぞ』

貴「はい…わかった!すぐ行く!」

勢いよく立ちすぎて目眩がしたが堪えて医務室まで走る。



貴「…?!」

部屋に入ると城戸司令、お父さん、いつもの顔ぶれが揃っていた

ル「はい、これ」

貴「…転院させて色々検査するべきか」

カルテをみてルラと話し少年に声をかけた

貴「どこだかわかりますか?」

少「…病院?」

酸素マスクを付けたままの少年が答える

貴「ここはボーダー本部の医務室です。ご自身のお名前わかりますか?」

少「アレルナカーター…です。あ、日本では 「玲央」……?!」

貴「何してるの!!暴れないで!!」

名前を呼んだ瞬間焦ったように点滴を引き抜いて興奮しだした。磯山が彼を押さえつけいる。

貴「玲央くん私よ、アイリーン覚えている?」

玲「え…ほんとだA様だ」

貴「無事でよかった…」

また点滴を打ち直しながらそう言うと安心したような顔をしていた

城「Aと面識があるのなら尋問に手間がかからないな。」

貴「……」

作業を続けたまま無言で聞く

城「はっきり言おう、君の事はまだ敵と認知している。それを忘れないように。」

忍「ですが彼は確かに人間だ!」

城「ネイバーでなくとも敵である可能性はある。」

忍「城戸司令!」

貴「お父さん静かに。現段階ではだから…そうでしょ?城戸さん」

忍「すまない。」

城「ああ。」

玲「あの…僕なんでも話すので大丈夫です…」

貴「…ありがとう。」

安心はしているが未だに怯える彼を撫で微笑んだ


玲央くんは同業者の使用人で何度か顔を合わせた程度だった為覚えているか不安だったが安心した。

結論→←処理


ラッキーカラー

あずきいろ


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Lia(プロフ) - いろえんぴつさん» リクエストありがとうございます!書かせて頂きます!また、前作も読んで頂き感謝です!!! (2017年4月6日 21時) (レス) id: d9808bcbfe (このIDを非表示/違反報告)
いろえんぴつ(プロフ) - リクエストいいですか?前作の最初に出水君が倒れる話があったじゃないですか、それ夢主ちゃんバージョンでお願いします!夢主ちゃんの愛され、最高です! (2017年4月6日 17時) (レス) id: ac804796b7 (このIDを非表示/違反報告)
Lia(プロフ) - 絵花さん» 絵花様コメントありがとうございます!これからも頑張らせていただきます! (2017年4月2日 0時) (レス) id: d9808bcbfe (このIDを非表示/違反報告)
絵花 - 面白いです!これからも頑張ってください!応援しています! (2017年4月1日 21時) (レス) id: c6fa3f1926 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Lia | 作成日時:2017年3月16日 23時

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