こっち向いてくださいっ！１３話。 ページ15
安室side
彼女のお見舞いに行ってから２週間たった。
だが、彼女は────
まだ１度もポアロに来ていない。
梓｢Aちゃん、今日も来ませんねぇ……｣
もう風邪なんてとっくに治っているだろう。
なんで、
安室｢来てくれないんですか……((ボソッ｣
こんなに待っているのに。
もうあんな態度しないから、
貴女の言葉も全部受け入れるから、
貴女に全部伝えるから、
お願いだから、
安室｢もう一度だけ、来てくださいよ……｣
ポアロに。
いや、僕のそばに。
安室｢もうなにも失いたくないんですよ……っ｣
梓｢はぁ……安室さん。｣
安室｢なんですか？｣
梓｢全部話してもらっていいですか。｣
安室｢っ……はい。｣
────────
梓｢もう、あの子は……｣
安室｢なんですか……｣
彼女はきっともう僕に会いたくないのかな。
梓｢待っててください。｣
えっ？
梓side
全く、Aちゃんはなにやってるの……
あんだけベタ惚れだったくせに、ちょっと冷たい態度取られただけで諦めるとか。
まぁ、安室さんも安室さんだけど。
プルルルル
A｢梓さん……？｣
梓｢Aちゃん、なんで来なくなったの？｣
A｢その……安室さんに迷惑かけたくないので。
邪魔になりますし。
あの、今から講義なので切りますね、では。｣
梓｢待って！｣
A｢なんですか…｣
梓｢安室さんは迷惑だなんて思ってないから！だから、もう一度だけポアロに来て！お願いっ！！｣
A｢お心遣いありがとうございます。
でも、もう決めたんです。安室さんには会わないって。
安室さんに伝えてもらえますか？
今までありがとうございました。大好きでした、って。
では。｣
プツッ
Aちゃん……
そんなに思い詰めてたの……
なのに、私は安室さんに彼女に会いに行けなんて言って、Aちゃんを苦しめちゃったんだね……
梓｢ごめん、ごめんね。Aちゃん……｣
安室｢梓さん、どうされたんですか？いきなり……｣
言っちゃおう。
それで、安室さんがどうするかに任せよう。
梓｢Aちゃんから、伝言。
今までありがとうございました。
大好きでした。
って。｣
安室｢っ……！｣
もう私に出来ることは無いね。
あとは、全部2人次第。
Aちゃんを幸せにしてあげてね、安室さん。
......................................................
次行きます！
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
パイン - 大変なんですね、無理しない程度に更新してください！楽しみにしてます(//∇//) (2018年4月18日 17時) (
レス) id: 10c97d1f10 (このIDを非表示/違反報告)
花穏 - なんか…13話読んで泣いてました。私。 (2017年6月20日 17時) (レス) id: 76ca206bc6 (このIDを非表示/違反報告)
ウィスキートリオ - 朱美さん» ありがとうございます！ボード使えないので助かりました！3月のいつぐらでしょうね? (2017年3月17日 19時) (レス) id: 462cac2113 (このIDを非表示/違反報告)
朱美(プロフ) - 無気力ラブ組さん» 横レス失礼します。作者様は、受験の為3月頃まで小説の更新を停止している状況です。とボードに書いてありましたので、もう少しお待ちになってください。 (2017年3月1日 23時) (レス) id: 4f61f056e4 (このIDを非表示/違反報告)
無気力ラブ組 - 更新してください(^.^)(-.-)(__) (2016年12月21日 2時) (レス) id: 3a47007fbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛睦-aika- | 作成日時：2016年5月7日 13時
