絶対不可侵の一部屋( 壮吾 )♯ ページ9
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「まず左辺を因数分解して...」
「右側に取り残された数字達は」
「それはもうちょっとあと」
一人で勉強するにも壮吾の事が気になる、聞いていたはずの数学も何が何だかわかったもんじゃ無い、それなら壮吾と勉強会をすれば一石二鳥なのでは？なんて考えから勉強会をする事に
なったのですが
「ちゃんと授業受けてる？」
「受けてる」
「ちゃんと学校行ってる？」
「毎朝あなたと一緒に登校しているのは紛れもなく私だと思います」
不登校疑惑が掛かるくらいにはまずい私の数学に対する理解力。
「ここからここまで自力で解いてみて」
「はい...」
「終わったら答え合わせしてあげるから」
必死に教科書を見返しながらも解き続けること20分。
「できた...？」
「なぜに疑問形？...ん、答え合わせしよっか」
問題集から目を離して壮吾が私の隣に移動してくる。付き合ってそれなりに経つもののやっぱりこの距離は、
「(緊張、する、)」
「なに人の顔じろじろ見て。」
「えっ、いや、べつに、ごめん」
なに謝ってるの〜なんて笑いながら話す壮吾を横目に無意識に見つめていた事が恥ずかしくなった私は目線を教科書に戻した。
「あ、Aこの問題さ」
「ん？っ、」
軽いリップ音の後に離れた壮吾を見て自分が何をされたのかやっと理解した、これは、その、あれだ
「ちゅー、した、」
「ふふっ、問題解けてたからご褒美〜」
「...ばか」
「Aよか勉強はできるよ」
「うるさ...」
「ほら、もっと問題解けたらもっといいご褒美あげるから」
「っ、うん」
世界一単純な私と世界一甘やかし上手な彼の昼下がりのお話。
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あっとまーく - 林さん» 壮くんとドラマで共演して仲良くなり付き合うっていう話読みたいです！少し長くなってしまいますかね？よろしくお願いします！ (2017年11月3日 18時) (
レス) id: aa64b92b3e (このIDを非表示/違反報告)
林(プロフ) - あっとまーくさん» ありがとうございます！（ ; ; ）またお待ちしてます！！ (2017年10月23日 0時) (レス) id: fbd62e5557 (このIDを非表示/違反報告)
林(プロフ) - まほさん» リクありがとうございます！書かせていただきます！ (2017年10月23日 0時) (レス) id: fbd62e5557 (このIDを非表示/違反報告)
あっとまーく - 林さん» イメージ通りの話で凄い良かったです！また思いついたらリクエストします。 (2017年10月15日 11時) (レス) id: aa64b92b3e (このIDを非表示/違反報告)
まほ(プロフ) - 壮吾のお話の続きでイチャイチャしているお話がみたいです！お願いします！ (2017年10月14日 20時) (レス) id: 5cc7a201b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林 | 作成日時：2017年10月9日 0時
