0001 力ノジョ ページ2
◆◇◆◇◆
「ハァ……」
福が逃げると言われている
ため息がきょうは一日中止まらない
今日で五年目だ
カノジョと付き合いはじめてから
最初はほんの出来心だった
それまでボクは
片思いしかできないようなヘタレボーイだった
何度もなんども
告白しようと頑張ってきたけど、
一度だって告白したことはなかった
………………されたことも
だから率直にいって
今のカノジョから告白されたことが本当に嬉しかった
別に好きでもないけど
クラスでは結構な人気者だったし、ボクもいやじゃなかったから
告白の返事にはYESと答えた
安易な考えで
カノジョの性格は付き合いはじめてすぐにわかった
芯の中からわるかった
しゃべればしゃべるほどあの男子がウザいだとか
あの女子が持っているキーホルダーはわたしが元々つけていた
とか
まあ、いろいろとグチばっかりだったのだ
クラスでは性格がよくて
美人で
成績優秀で
字もキレイで
クラスの委員長までも
つとめるカノジョの心の中は本当に真っ黒だった
0002 力ノジョに嫌われているかもしれない→←作者にとって書くよ書くよサギとは日常のことである(まえがき)
6人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
乙女坂由愛(プロフ) - 轟さん» ? (2018年11月29日 20時) (レス) id: 7aec75057c (このIDを非表示/違反報告)
轟(プロフ) - 。。。。。。。。。。。。。。。。。。 (2018年11月28日 18時) (レス) id: a2c4ed6e59 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:乙女坂夢菜 | 作成日時:2018年11月22日 23時