十章 【お泊まり】 ページ8
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店の前に植えられた
色鮮やかに咲きこぼれてきた頃____
「今日この後、結構雨降るみたいね。」
『そうみたいですね、
天気予報でも言ってましたもんね〜』
朝によく来る常連のマダムと
まだ晴れている店の外を眺めながら
天気についてお話していた時に気づいた。
『あれ、もしかして私…
今日、傘家に忘れて来た…！？』
「あらまぁ、コンビニで傘
買ってこなきゃじゃない！」
『うわぁ、折りたたみを
持ってこようと思ってたのに…』
「ごめんね、
私も傘二つは持ち歩いて無いから…」
『いえいえ！！謝ることでは！』
なんでこんな時に忘れちゃうかな…。
数時間後________
『ねぇ、むーちゃん
傘二個持ってないよね？』
「ごめん、流石に持ってないわ…
ってかその前にA、
大丈夫なの？」
『え？何が？』
「電車止まってるらしいよ？」
『止まってるって…』
「帰れるの？」
待って、嘘でしょ？
“桜山線 運転見合わせ”
うそ、私の使ってる路線じゃん。
『え、むーちゃんのとこは大丈夫なの？』
「うん、私のところは遅延くらいで
ギリギリ大丈夫そう。
だから今のうちに帰っておかないと…。
明日もしかしたら店休みになるかもね？
今日の夜から明日の午前中まで
雨酷いらしいよ？」
『うっそ！ラッキー！
…じゃなくて私家帰れないじゃん！？
むーちゃん家行っちゃダメ…？』
「今日彼氏来る予定だからさぁ。
っていうかそういうAこそ、
彼氏ん家は？」
『…あ。』
「ふふっ、お家デートしてる仲なら
気軽に行けるじゃんね！」
『気軽ってそんなぁ…。』
「でも家に帰れないんじゃ、
彼氏に頼るしか仕方ないじゃん？」
『仰る通りですが…』
「はいはい、さっさと
お電話して迎えに来てもらいな？
傘も忘れちゃった
おバカなAちゃん〜？」
じゃあ！と言って
駅に向かってしまったむーちゃん。
どうしよう…そんな急に行って
迷惑もかけられないし…。
キヨくん、泊めてくれるかな…。
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ゆゆゆ(プロフ) - みやさん» うわぁとっても嬉しいです(T . T)前作からもご覧頂きありがとうございます(_ _)♡ぜひ現在連載中の別作品もご覧頂けたら嬉しいです！(~˘♡˘)~ (2月21日 1時) (
レス) id: 6fdc3e229f (このIDを非表示/違反報告)
みや - 前作からこっそり見ていたものです…！連載お疲れ様でした！！2人の初々しさというかふわふわした雰囲気がすごく好きで…良さが私の語彙力では表せないほど素敵な作品だなと思ってます(T T)♡次回作も楽しみにしております〜！ (2月16日 15時) (レス) @page28 id: 2bd17039e5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - るるさん» とっても嬉しいです(T . T)応援ありがとうございました♡♡ (2月6日 8時) (レス) id: 6fdc3e229f (このIDを非表示/違反報告)
るる - 連載お疲れ様です…！陰ながら応援させていただいてました！表現だったり描写がすごく可愛くて、癒されながら見させていただきました〜 (2月5日 1時) (レス) @page28 id: 661fd99c32 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ(プロフ) - 作者さん» ご覧頂きありがとうございます(_ _)♡お褒めの言葉、とっても嬉しいです(*^^*)ぜひ次回もよろしくお願いします！ (2月4日 22時) (レス) id: 6fdc3e229f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆゆ | 作成日時：2024年1月19日 2時
