タタは可愛いけどテテはうざい。4

番外編 ページ50

それから二週間が経ち、明日はついに三人でお出かけに行く日。

でも今日、テヒョンは仕事の飲み会に行っている。本人は明日のために早く帰ってくるから！と言っていたけど…



「……」



遅い。遅い遅い遅い。日付はとうの昔に変わっていて私はリビングで一人待機中。

付き合いとか、テヒョンも息抜きが必要だから、他の家庭よりうるさくない自信はある。

まず芸能人と付き合った時点でいろんな覚悟がいることは、成人するずーっと前から理解済み。

さあ、心を広く持ちましょう。

＿＿＿

＿＿＿＿＿＿


ﾁｸﾀｸ…ﾁｸﾀｸ…



「……」



クソねみぃ。てか…



(遅すぎだろ！！)



カトクも全然返ってこないし？連絡もよこさないし？あいつ死んでるんじゃないの！？

明日はリウも楽しみにしてるっていうのにぃぃ！！

イライラしながらもう一度電話をかけようとすると


ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ


インターホン…はいもう絶対テヒョンを送りにきた誰かでしょ。

ため息をつきながら、玄関に直行してドアを開けるとそこにいたのは



JK「A、ごめんこんな遅くに…テヒョニヒョン送りに、きた」



重そうにテヒョンをおんぶして立っているジョングクさん。



「はあ…もうごめんなさい。酔ってますね」

JK「うん、ちょっと大変だった。こんな飲むなんて思ってなかったから」



ジョングクさんはテヒョンを玄関に降ろすと、「もう遅いから帰るね！」ってすぐに帰ってしまった。

にしてもこのガキ。酒弱いくせになんでこんな酔ってるんだよ！！

私はイライラしながら、リビングまでテヒョンを引きずり連れていった。

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