天使の歌に惹かれて (ページ6)

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｢はい、チャイムがなったよ。早く教室に帰りな〜。｣

｢え〜！！まってまって！
さっきなんか重要そうなこと言ってましたよね！？
それ聞くまで帰れませんよ〜！！｣

ユンジョンハン生態調査に関わる重要な証言が！！

ユン先生から話の続きを聞くため、催促しようと詰め寄ったと同時に
保健室のドアがガラリと開いた。

｢失礼します。カンAさんは、、｣

｢あれ？イムハヨンさん？｣

｢あ！やっぱりここにいたのね。
次移動教室だけど、教室にいなかったから呼んでこようと思って。」

｢うわ！次移動教室だっけ！！
こんな日に限って。。｣

｢ははは、残念だったな。遅刻する前に行けよ。
次のホンジスは遅れたら怖いぞ〜。｣

｢...え？｣

｢ほら！遅れたら大変だから急いで！
教科書とかは持ってきたから。」

｢あ、ありがとうハヨンさん！｣
｢またねユン先生！次会った時はちゃんと聞くからね！」

｢응～,알았어～.(ん～、わかったよ～。)｣

その声を背後に、私はイムハヨンさんと一緒に廊下を駆け出した。

どうして次の授業がホンジス先生だってことを知っているのか、心に疑問を残したまま。
それから、

｢は〜、今日はちょっと喋りすぎたな。｣

ユン先生がこんなことを呟いてたことも露知らずに。

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