鏡 ページ8
センラsid
「どや〜?そっちの世界は」
にこにこしながら、僕に問い掛ける。
『………』
答えるのすら、億劫だ。
「ちっ…答えろよ、おら」
ぎぎ、と鏡を引っ掛かれる。
『うあっ…!ぐ、ぅ…』
痛い、痛い。
はぁ、はぁ、と息を吐く。
ここは、冷たい。
人も、気温も、自分さえ。
手鏡ごしに、自分を見てくる自分は、酷くご満悦だ。
「……ま、ええわ。…今日なぁ、みぃんな来るんやって」
『……っ』
溢れそうになる涙を、必死に堪える。
会いたい、という気持ちが溢れそう。
この、会いたい、という気持ちから、こんなことが起きてしまったとしても。
会いたくて、会いたくて、堪らない。
「会いたそうな顔しとるなぁ…?会えばええやん、そっちの世界のみんなにさ」
『……!!』
嫌だ、会いたくない。
同じ姿。
同じ声。
それなのに、
あんなに、浴びせられる言葉は違う。
全くの、別人だ。
『……何も、するなよ』
「…今のところはな」
睨み付けても、あいつはけらけらと愉快そうに笑うだけ。
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朱殊弥 - まるさん» 大変申し訳ありませんでした。こちらの確認ミスです。 ご指摘いただきありがとうございました。不快な思いをさせてしまい、本当に申し訳ありません。 今後このようなことが無いよう、きちんと確認致します。誠に申し訳ありませんでした。 (2018年10月15日 17時) (レス) id: 026a79a803 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 実在する人物のお名前を借りている時点で立派は二次創作であり、オリジナルではありません。そしてオリジナルフラグが立っている事は立派な違反行為です。作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月15日 17時) (レス) id: 3c18ee4450 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱殊弥 | 作成日時:2018年10月15日 17時