返せよ、 ページ12
センラsid
「俺の世界見たやろ!?」
………うん。
「羨ましかった、羨ましくて仕方なかった!!」
………そうやろうな。
「だから、だから…っ」
………入れ替わった。
「………知らねぇよ、そんなの」
「……!?」
泣き崩れた、そいつにうらたんは吐き捨てた。
「お前の世界のことなんざ、知ったこっちゃねぇけどな。鏡の世界っつったら、どんなもんかは大抵想像つく。…さぞかし、酷いんだろうな、向こうの俺らは。……けど、こんなの違うだろうが。羨ましい?そう思う前に、お前が何かしたことあんのかよ。お前が、お前の世界で、幸せになろうと努力したことあるのかよ!?」
ぐっ、とそいつの胸ぐらを掴んだまま、そう言ううらたんの言葉に、目を丸くしてかた、とそいつは脱力した。
「………そういうわけだ。俺たちのラまん、返せよ」
「…………」
そいつは何も答えずに、ゆら、と立ち上がり、僕に近付いた。
「……幸せ、者やね、センラ」
『………』
「知ってたよ、ずっと、ずっと」
『……?』
「あいつらが、いい奴だって、知ってたよ」
『……え…』
「……いい奴だったんだ、よ」
『………』
「戻すわ、」
『ん…』
ばちっ、とあの日と同じように鏡が弾けた。
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朱殊弥 - まるさん» 大変申し訳ありませんでした。こちらの確認ミスです。 ご指摘いただきありがとうございました。不快な思いをさせてしまい、本当に申し訳ありません。 今後このようなことが無いよう、きちんと確認致します。誠に申し訳ありませんでした。 (2018年10月15日 17時) (レス) id: 026a79a803 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 実在する人物のお名前を借りている時点で立派は二次創作であり、オリジナルではありません。そしてオリジナルフラグが立っている事は立派な違反行為です。作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月15日 17時) (レス) id: 3c18ee4450 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱殊弥 | 作成日時:2018年10月15日 17時