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「…っ…、有紗さんは…？
有紗さんは、なんて言ったの…？」
整理が着かない頭の中で、辛うじて出た言葉が、自分じゃなくて有紗さんを気にかける言葉だった意味なんて…本当はもう分かってる。
お人好しでもなんでもない。
別に有紗さんの意志を確認したいんじゃない。
広臣といて、幸せになる自信がないあたしの、弱さ。
臣「笑って、背中を押してくれたよ。
俺も有紗も、やっと笑って思い出に出来るんだ。
きっと、…自分の中で気付かないうちに、こんな日を待ってたんだよ、俺は。」
優しく微笑む広臣の瞳には、泣いてるあたしが映っていた。
広臣が、あたしを、…愛おしそうに見てる。
吐いた息が、心臓が、震えてる。
胸の奥が、焼けるように熱い。
なんとも言えないこの緊張が、全身を駆け上がる。
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臣「たくさん突き放しもしたし、振り回したし、…とにかく、ごめん。
今度こそ、後悔したくねえんだ。
俺は、…俺は…！「やめて…。」
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感極まった声音で話す広臣の声を、止めた。
それを合図に口を噤んだ広臣が、悲しそうな目であたしの目でのぞき込む。
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尼崎の雑草になりたい(プロフ) - イッキ読みしました！笑中２ころから書かれてたなんて、すごいです！臣くんと隆二くんの特徴とか健ちゃんの感じも汲み取っててとても素晴らしい小説でした！ (2019年3月23日 1時) (
レス) id: 9e0d1bf52d (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ(プロフ) - 昨日の夜から読み始め今読み終わりました…もう最高っ！何度泣いてしまったか…すごく苦しい場面もありましたがすごく素敵なお話ありがとうございました！！ (2017年9月2日 17時) (レス) id: 73f9f33188 (このIDを非表示/違反報告)
ちくしょー青春。(プロフ) - miiさん» ありがとうございました！！一応書き手としている身としては、この上なく嬉しいお言葉…！！(T ^ T)またお会いできる機会がありましたら、よろしくお願いします！ (2016年12月28日 21時) (レス) id: 37b819d85e (このIDを非表示/違反報告)
ちくしょー青春。(プロフ) - さくらさん» 返信がすごく遅くなってしまいました……ありがとうございました！！それどけの感動を与えられたのなら、もう満足です。有難い限りです。ご愛読本当にありがとうございました！！ (2016年12月28日 21時) (レス) id: 37b819d85e (このIDを非表示/違反報告)
mii - 凄くやばかったです！もう読んでて満足とゆーか、楽しかったです！ (2016年10月19日 19時) (レス) id: 38aaae60ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちくしょー青春。
| 作成日時：2015年12月29日 0時
