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驚きのあまりなのか、未だに声を発せずにいるお兄ちゃんを置いて、あたしは言葉を続けた。
「お兄ちゃんにああ言われてからも、…正直広臣のことは頭に残ったままだった。
でも…。
…身体の関係も、そうは続かなくなって、…広臣のことをずっと大事に思ってた人の存在を知って。それと同時に、あたしのことを大事に思ってくれていた人の存在も知った。
あたしが広臣を想うことで、お兄ちゃんは広臣と接しずらくなることも想像できたしね。
…最初は、''あたしの恋は障害が多い。''なんて思ってたけど、違った。
障害になってたのは、むしろあたしのほうだった。」
あたしが広臣を好きになっていく裏側で、悲しむ存在がある。
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有紗さんにしろ、隆二くんにしてもそう。
さすがに、あたしが広臣のことを諦めたからって、隆二くんの想いに答えられるわけではないけれど。
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あたしは、大事なものを奪いすぎた。
これだけたくさんの人の幸せを奪ったあたしが、このまま無条件に広臣と結ばれるわけがない。
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尼崎の雑草になりたい(プロフ) - イッキ読みしました！笑中２ころから書かれてたなんて、すごいです！臣くんと隆二くんの特徴とか健ちゃんの感じも汲み取っててとても素晴らしい小説でした！ (2019年3月23日 1時) (
レス) id: 9e0d1bf52d (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ(プロフ) - 昨日の夜から読み始め今読み終わりました…もう最高っ！何度泣いてしまったか…すごく苦しい場面もありましたがすごく素敵なお話ありがとうございました！！ (2017年9月2日 17時) (レス) id: 73f9f33188 (このIDを非表示/違反報告)
ちくしょー青春。(プロフ) - miiさん» ありがとうございました！！一応書き手としている身としては、この上なく嬉しいお言葉…！！(T ^ T)またお会いできる機会がありましたら、よろしくお願いします！ (2016年12月28日 21時) (レス) id: 37b819d85e (このIDを非表示/違反報告)
ちくしょー青春。(プロフ) - さくらさん» 返信がすごく遅くなってしまいました……ありがとうございました！！それどけの感動を与えられたのなら、もう満足です。有難い限りです。ご愛読本当にありがとうございました！！ (2016年12月28日 21時) (レス) id: 37b819d85e (このIDを非表示/違反報告)
mii - 凄くやばかったです！もう読んでて満足とゆーか、楽しかったです！ (2016年10月19日 19時) (レス) id: 38aaae60ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちくしょー青春。
| 作成日時：2015年12月29日 0時
