契約済み。

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え、広臣から聞いてるってことは…。


うちの相方をたぶらかすな！とか、君のやっていることは冒涜だ！などと罵られるのかと思い、


「…あの、す、すみません！！！」


と、自分から謝っておく。



…電話で喋ってんのに、勢い余って頭まで下げてしまった…。←


しかし意外にも、今市さんからかえってきた言葉は、



『はは、謝らなくてもいいよ。元はと言えば、あいつに責任があるから。』


などと、一見優しく聞こえるものだった。


しかしその言葉は、やはりあたしたちの行いは悪いことだっていうことを示唆しているようで。


きっと、広臣から持ちかけられた提案に乗ってしまったあたしにも非がある。


「…すみません…。」


もう一度謝りの言葉を入れた。



隆『ううん、謝らないで。大丈夫だから。』


落ち着いたその声に、なぜか胸がきゅっとなった。



…広臣とは違って、第一印象優しすぎだ…！！！←



「それで、あの…なぜあたしの番号を…？」



隆『昨日臣と飲んでたんだけどさー、臣が話すAちゃんに興味持っちゃって、

臣がトイレ行ってる間に勝手に番号控えちゃった。ごめんね？』



ひ、控えちゃったって…。



穏やかで誠実な方なんだろうな、なんて思ってたのに、語尾にハートマークでもつくような口調でそう言い放った今市さん。



なんたるおちゃめさ…！！！



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