契約済み。

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臣「ぜひぜひ。チェックしてみてくださいねー。笑」



その笑いを生かして、おもしろおかしく、かつばっちりあたしのことを宣伝してくれている。



その非の打ち所のない登坂さんの器用さに、ひしひしと登坂さんのプロ意識を感じていた。



「登坂さん…すごい。」


自然と口から出た言葉は、やはり誰にも返されることなく静かな部屋に消えたけど。


やはり登坂さんはすごい人だと、改めて感じた。

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♪チャンチャンチャン〜

〜チャンチャンチャチャチャチャン


突然響く鳴り響く着信音。



その相手が誰なのかだいたい悟りながらスマホをタップすると、やはりその人で。


スマホを耳に当てると、低めの落ち着いた声が耳に入った。



臣「もしもし？…見た？テレビ。」



「はい。…本当、ありがとうございます。あんなにしっかりと…すみません。」



臣「ふっ。…最近はいつにも増して素直だね。

まあでもこれで初めて、契約が成立したって言えっかな。

遅くなってごめん。」


体を重ね初めて早くも数ヶ月がたって。


収録日から実際にオンエアされるまではけっこう日が空くことはあたしも、わかってたので、何も言わなかった。



「いえ、そんな…。」



臣「てか、…これから、いい？」



「はい。どこですか？」


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