STONE WORLD ページ5
−−−それは突然だった
ピキッ、という何かがひび割れる音がした。
やがてその隙間から光が射し込む。
『.....眩しい』
何年、何十年、何百年...いや、もしかしたら何千年かもしれない。
それほどまでに長い間を暗闇の中で過ごしていたAにとって、その光は眩しかった。
身体を覆っていた物が剥がれ落ち、Aはゆっくりと起き上がる。
『....なに、ここ』
長い間動けなかったせいで固まった筋肉を解しながら立ち上がる。
そして、Aの目の前に広がっていたのは緑溢れる大自然だった。
『(たった数年でこうはならない)』
見知ったビルも、駅も、家も、何も跡形もなく消えていた。
あるのは大自然と人の形をした石像。
『(この人たち....皆は)』
石像を手を伸ばし、触れる。
原型を留めているもの、1部かけているもの、粉々に砕けているもの様々な石像があった。
ぐるりと周辺を見渡してみるも、自分が知る人物の石像はいない。
引き返し、自分がいた場所へと戻ったAは周囲に何があるか確認した。
自分を覆っていた物であろう石片。
若干湿った地面。
『(なんで湿ってるんだ？)』
葉に水滴すらない見られない事から雨が降ったわけではない。
なのに、自分がいた場所だけ若干湿っていた。
その湿っている方角を見ると、少し離れたところに洞窟があった。
洞窟を覗いてみると、ポタポタと落ちる水滴。
『(指が黄色に.....硝酸)』
どうゆう原理なのかはわからないが、少なからずこれが自分を復活させた手掛かりの可能性があると考えた。
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ちょこれーと - とっても面白いです！！自分のペースで更新頑張ってください！！ (2022年10月24日 20時) (
レス) @page9 id: 4774474826 (このIDを非表示/違反報告)
周防(プロフ) - リサさん» はじめまして！読んでいただき、ありがとうございます！体調不良が続き、亀更新となりますが、暖かく見守って頂けたら幸いです (2020年12月5日 13時) (レス) id: d62193bbc8 (このIDを非表示/違反報告)
リサ(プロフ) - はじめまして！とても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2020年11月23日 14時) (レス) id: 004c20ee37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：周防 | 作成日時：2020年10月15日 4時
