第２回戦 緑谷対轟 ページ15
小休憩を使い、引き分けだった鉄哲と切島の２回戦進出を賭けた腕相撲が行われた。
結果は耐久時間の差で切島の勝ちであった。
２回戦１試合目が始まる。
「来たな」
《今回の体育祭、両者トップクラスの成績！！正しく両雄並び立ち、今！！》
両者共に構える。
《緑谷対轟！！――――…START！！》
開始早々、轟の氷結と緑谷のパワーが衝突した。
風圧により轟は押し戻され、砕けた氷結の冷たさが観客席まで来る。
《まーーた、破ったぁ！！》
２発目、３発目の氷結も吹き飛ばされた。
『(……緑谷の指)』
「……轟ってやつ、限度がないのか？」
『いや、限度はあるだろ』
「？」
『“個性”だって身体機能。筋肉酷使すれば筋繊維が切れるし、走り続ければ息が切れる…それと同様だ』
《轟、緑谷のパワーに怯むことなく近接へ！！》
緑谷の右手の指が全滅する。
左手の指に変え、氷結を吹き飛ばすものの轟が砕けた氷結の影から現れた。
『心操、あんたも限度があるんじゃないのか…？』
「……限度の他にも問題あるけど」
間一髪で避けるも、追うように伸びてきた氷結が緑谷の右足を捕らえた。
刹那、今までのよりも威力がある風圧が起きる。
「…………さっきより随分高威力だな。近づくなってか」
「うゔゔ」
轟は背後に氷結をはったことで吹き飛ばされるのを逃れた。
緑谷の左腕が潰れている。
『(使う度に…まるで諸刃の剣)』
ボロボロで両手が使えなくなった緑谷に轟は近づく。
《圧倒的に攻め続けた轟！！とどめの氷結を―――…》
「どこ見てるんだ…！」
「！」
もう使えないと思ってたパワー。
油断してた轟は風圧で吹き飛ばされた。
「(壊れた指で…！！)何でそこまで…」
「震えてるよ、轟くん」
右手の指が更に酷くなった。
「“個性”だって身体機能の１つだ。君自身、冷気に耐えられる限度があるんだろう…！？で、それって左側の熱を使えば解決出来るもんなんじゃないのか…？」
轟の右半身に霜が降り始める。
「皆…本気でやってる。勝って…目標に近付く為にっ、１番になる為に！半分の力で勝つ！？まだ僕は君に、傷一つつけられちゃいないぞ！―――――全力でかかって来い！！」
「何の…つもりだ」
緑谷はボロボロの右手を突き出し、握り締めた。
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朧 - 大好き 治崎廻！ぜひ出してください。 (2018年8月20日 1時) (
レス) id: 64dafab596 (このIDを非表示/違反報告)
周防(プロフ) - 雷光さん» 心にしみる……ありがとうございます！待たせてしまいますが、待っててください (2018年1月6日 23時) (レス) id: 525046536d (このIDを非表示/違反報告)
周防(プロフ) - 一葵さん» お久しぶりです！その内、淡島も登場する予定です。今回は通話のみでしたが、比水流も。爆豪との試合いかがでしたか？ちょっと無理矢理感ありますが……戦闘シーンむずいッスね (2018年1月6日 23時) (レス) id: 525046536d (このIDを非表示/違反報告)
雷光 - 体調早く治して続編書いてください私…待ってるからね (2017年12月23日 21時) (レス) id: 681e9ae1c6 (このIDを非表示/違反報告)
一葵(プロフ) - お久しぶりです。伏見と宗形さん出てきましたー(n‘∀‘)η更に爆豪君との試合やばいです( ﾟ∀ﾟ):∵ｸﾞﾊｯ!!これからも頑張ってください (2017年12月3日 21時) (レス) id: 456ed5eb5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：周防 | 作成日時：2017年8月25日 16時
