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「なァ止めなくていいのか？大分クソだぞ…」
「……………」
観客席から身を乗り出した１人のヒーローが下にいるセメントスに声を掛けるが、返ってきたのは無言だった。
「おい！！それでもヒーロー志望かよ！そんだけ実力差あるなら早く場外にでも放り出せよ！！」
別のヒーローが立ち上がった。
「女の子いたぶって遊んでんじゃねーよ！！」
「そーだそーだ」
《一部から……ブーイングが！》
そのヒーローを中心に周囲も立ち上がり、突き立てた親指を下に向けた。
《しかし正直俺もそう思……わぁ肘っ！何SOON―――…》
《今、遊んでるっつったのプロか？何年目だ？》
横顔に肘鉄を放ち、相澤がプレゼント・マイクからマイクを横取りした。
《シラフで言ってんなら、もう見る意味ねぇから帰れ。帰って転職サイト見てろ》
『(………言うな)』
《ここまで上がってきた相手の力を認めてるから警戒してんだろう》
『本当』
すっと、Aが空を仰いだ。
「？、周防？」
《本気で勝とうとしてるからこそ、手加減も油断も出来ねぇんだろが》
『呆れるほど、馬鹿だ…』
刹那、流星群が降ってきた。
麗日は低姿勢での突進で爆豪の打点を下に集中させ、突進と爆煙で視野を狭め悟らせないよう少しずつ瓦礫を頭上高く浮かせ、集めていたのだ。
降り注ぐ流星群の中、麗日は爆豪の隙を突く為駆け出す。
「(勝つ！！勝って、私もデクくんみたいに―――…)」
過去最大の大爆破が起こった。
全ての瓦礫がスタジアムの外へと吹き飛ばされ、暴風が観客席まで届く。
数回に渡り、麗日の身体は打ち付けながらリング上で転がった。
「デクのヤロウとつるんでっからな、てめぇ。何か企みあるとは思ってたが…」
「………………………………一撃て………」
麗日に絶望の色が浮かぶ。
《会心の爆撃！！麗日の秘策を堂々――――正面突破！！》
「危ねぇな」
「うゔ…(私の今出来る最大限…！！全く通じへんかった！！！)」
「いいぜ。こっから本番だ、麗日」
「(それでも！！！)」
軋む身体に鞭を打ち１歩踏み出した時、麗日は膝から崩れ落ちた。
『(………限界か)』
力を振り絞り、這いずる麗日は霞む視界の中でも爆豪をとらえたままだった。
「………麗日さん、行動不能。２回戦進出、爆豪くん！」
麗日は搬送ロボで運ばれ、爆豪はリングから去った。
１回戦が終了し、小休憩に入る。
「……凄ぇデケェな、オイ」
同時刻、スタジアム前に１人の男が訪れた。
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朧 - 大好き 治崎廻！ぜひ出してください。 (2018年8月20日 1時) (
レス) id: 64dafab596 (このIDを非表示/違反報告)
周防(プロフ) - 雷光さん» 心にしみる……ありがとうございます！待たせてしまいますが、待っててください (2018年1月6日 23時) (レス) id: 525046536d (このIDを非表示/違反報告)
周防(プロフ) - 一葵さん» お久しぶりです！その内、淡島も登場する予定です。今回は通話のみでしたが、比水流も。爆豪との試合いかがでしたか？ちょっと無理矢理感ありますが……戦闘シーンむずいッスね (2018年1月6日 23時) (レス) id: 525046536d (このIDを非表示/違反報告)
雷光 - 体調早く治して続編書いてください私…待ってるからね (2017年12月23日 21時) (レス) id: 681e9ae1c6 (このIDを非表示/違反報告)
一葵(プロフ) - お久しぶりです。伏見と宗形さん出てきましたー(n‘∀‘)η更に爆豪君との試合やばいです( ﾟ∀ﾟ):∵ｸﾞﾊｯ!!これからも頑張ってください (2017年12月3日 21時) (レス) id: 456ed5eb5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：周防 | 作成日時：2017年8月25日 16時
