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プロローグ【少年について】 ページ1

金糸雀みたいな髪に
林檎のように紅い眼
雪のように白い肌


私は彼の見た目をこう例えるだろう
それほど私の中で彼は現実離れした印象を持っている
一言で言えば「美少年」と言えばいいだろう

ただそんな彼はいたるところに傷がある
左目に眼帯、腕や首に包帯、頬にガーゼ
目立つところに傷がある
その傷が原因かいつも悲しそうな眼をし
困ったような顔をしている
私は彼を笑顔にしたい
そう初めて会った時から
そう思っていた
彼の笑顔を見たいから...きっと笑顔が
似合うはずだから

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作者名:アイネスト | 作成日時:2017年9月14日 18時

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