番外編 復讐鬼のその後 ページ30
…終わった。
ただそれだけしか頭に浮かばなかった。
その後の事なんて考えてない。
否、考えられないのだ。
神代と別れてから、彷徨う様にその場を歩いていた。
復讐が終わったのに気分は複雑で、黒々としていた。
やるせない気持ちを忘れようにも忘れられない。
それどころか昔の優しい記憶に心が蝕まれる。
嗚呼、私がした事は無意味だったの?
そう思った時、ふと雨が降り出した。
「…冷たい」
どしゃ降りの雨で少し冷静になった。
こんな体になってから死にたいと何度か思っていた。
けど銃で頭を撃ってもナイフで自身をめった刺しにしても
どんな事をしても傷は再生し死ななかった。
家族の元には行けない…だから復讐する事に決めた。
…終わった、後の事なんて決めてなかった。
「なんで…生きてるのかしら…」
もう疲れたの…貴方達の所に行きたいわ…。
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徒花(腐女子)(プロフ) - ヒヤシンスさん» 有難う御座います…(´;ω;`)…人体発火!? (2020年11月30日 21時) (レス) id: 77f9702d89 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヤシンス - ヤバイ、良い作品すぎて、人体自然発火起こしそう、、、めちゃめちゃ面白いです!!! (2020年11月30日 21時) (レス) id: 30c8fc4719 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:徒花(腐女子) | 作成日時:2020年5月7日 8時