第53話 ページ6
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「う〜んと、合計ボク達は470P。
当然死守するだけじゃ次のステージには進めない。
庄田の個性とか知らないけど尾白は結構使えると思うよ?
地味に強いから」
心操が洗脳した庄田と尾白。
ごめんね尾白、クラスメイトだけど君も次のステージまで連れてくから許してくれ。
まあ遠回しにボクらの3ステージ進出に使うねって言ってるようなもんだけども。
「他の奴と話してるの聞いたけど庄田はツインインパクトって個性らしい。
打撃した箇所に任意のタイミングで2倍の打撃を与えられるってヤツ」
「じゃあ洗脳させた状態じゃ心操が指示出して2打撃目って感じ?」
「だな」
ボクは「じゃあー…」と呟いて心操に向き直る。
「次のステージに進む事を前提として話進めるね。
だからこの騎馬戦で疲れちゃダメ。
楽に行こう」
「楽に…?」
「そ。最初は守らず逃げるだけ。取りたきゃ取って〜って感じで行く。
心操今の状態じゃ初心殺しみたいなとこあるでしょ?
ならそれ初めから使っちゃもったいないじゃん。
最後の最後でボクらが攻撃仕掛けてでも話し掛けてでもなんでもいいから洗脳させて心操取って。
ボク会話術は自信あるし。
これなら尾白のも庄田のも、もちろんボクの個性も使わないから楽じゃん。
あ、ごめん心操のは使わせちゃうけど」
「まあ、それでいいんじゃないか?
お前の容量の良さ期待してるよ」
「大船に乗ったつもりでいいよ!」
「不安になるからやめろ」
「酷」
·
《3位鉄て…心操チーム!?いつの間に逆転してたんだよ!》
「まっ、作戦勝ちってやつ?なっ、心操」
「まあ…そういう事になるのかね」
無事に次のステージまでいっきまーす!!
鉄哲チームの705P
峰田チームの420P
合計1120P
スタミナ無駄に使ってないしまあ良い状態で次行けますわ。
《それじゃ1時間ほど昼休憩はさんでから午後の部だぜ!
イレイザーヘッド飯行こうぜ》
《寝る》
《あ、あと1つ言い忘れてたぜ!!呼び出しのお知らせだ!》
ん?呼び出し?
「体育祭中に呼び出しとか馬鹿すぎだろ」
「それな?誰だよ次会ったらいじり倒してやりたい」
《ええーっと?1年A組、姿見Aー。
今すぐ実況席までこぉい!!!》
…………………………ん?
「馬鹿だったのはお前だったな。
あとでいじり倒してやるよ」
「え、いや、え、?」
「はよ行ってこい」
「行ってきます…」
どうしよう震えが止まらない!!!
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作者名：ある x他1人 | 作成日時：2020年2月27日 21時
