第51話 ページ4
「は!?A!?馬鹿なの!?」
「勢いって大切なんだよね人生において」
そんな時、マイク先生の実況が聞こえる。
《さァっすが1年A組の問題児!!
勢いで行くという新しい発想を生んだぞォォォ!!アホだ!!!》
《非合理的すぎる》
ははっ、ボクがアホとか問題児とかいうデマを全国に広めないでくれよマイク先生。
まあボク、勢いと持ち前の容量の良さで最後の所まで行き着きましたよ。
そしてあと一歩で着くって時、ボクはやらかした。
「ドゥガシッ!!!」
意味不明な反射的に出てきた言葉をその場に吐いてボクは綱から落下した。
あれ??ボク終わるの??ここで終わっちゃうの??
が。
おばあちゃんと…相澤先生の顔が浮かび上がった。
いやこんなとこで諦めたらおばあちゃんと先生に首飛ばされる!!!
「それは嫌だぁ!!ステンレス1ミリ!!」
ボクはそう叫んで足元に鏡を出して陸上へと飛ぶ。
やばい結構時間食った!!
ボクは全力で走る。
次は優しいのだといいんだけどなあ…
なんて思ってたのはフラグだったらしい。
……いやまあわかってたよ、やばくないわけないよなそりゃ。
でもさ??ここまでとは思わんでしょ。
1面地雷原とか思わんでしょ。
え、これ死なないの?大丈夫ですか?
まあ行きますけども。
もうこれは地雷原に落ちなけりゃいいや。
着地点とか知らん。
「ステンレス5ミリ!!!」
ボクはそう言って思いっきり自分を反射させる。
着地したとこには峰田と百が居た。
「うわぁぁぁ!!!なんだおまえ!!!」
「百はともかくお前には負けねぇ」
「失礼じゃね!?」
ボクは負けてたまるか精神をフル活用し、猛ダッシュした。
もうそこからはね、色んな人を抜きゴールしましたよ。
結果は…
「7位…かぁ…」
まあなんとか10番以内って感じだよね。
ラッキーセブンって事で良しとしましょう。
「Aちゃん元気やね…」
「もう既に有名人よ」
「まーじ?まあ目立たないより目立った方がいいし良きじゃんボク」
「敵に回している気がしなくもないが…」
「いやでも今どき炎上商法でも売れるやつは売れるぜ?」
切島と上鳴のいう、炎上商法でボクが売れるかはまあ置いといて、次のステージ!!!
「残念ながら落ちちゃった人も安心なさい、まだ見せ場は用意されてるわ!
そして次からいよいよ本選、第二種目よ!」
画面にはでっかく、"騎馬戦"という文字が浮かび上がった。
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作者名：ある x他1人 | 作成日時：2020年2月27日 21時
