第47話_当日_ ページ49
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ギリッギリで松葉杖などなどが外せ、ちょっとしかトレーニングが出来ていないが本番はやってきた。
やばいよまだ体訛ってんよ。
なんか後ろで轟と緑谷がバチバチしてるけどボクには関係ないって事でリラックスしている。
家出る時おばあちゃんに
「表彰台に登った姿しか私見たくないからね。でも大怪我したら承知しないよ」
と言われたので最低でも表彰台には乗らなければ。
さっきも相澤先生を見つけて
「んじゃ表彰台乗ってきま〜す」
と言ったところだ。
これで表彰台乗れなかったらダサすぎるだろボク…!
……ちょっと前まで怪我人だったんだから無理したら説教だぞ、と言われた事は記憶から完膚なきまでに抹消しとこう、抹消ヒーローだけに。
そんな事に考えているうちにバチバチが終わったらしく、上鳴が小声で話しかけてくる。
「よくこの雰囲気でリラックスできんなぁ…」
「だってあの2人の因縁っぽいのを止めてさ、ボクが肉を食べれるわけでもないし寿司を食べれるわけでもないじゃーん」
そう言うと、上鳴は「それがお前だよな」と苦笑いする。
いや苦笑うな?
こんな話をしていても空気はどんよりとしている。
いやいや学生の青春、体育祭前の空気重くしてくれんなよな。
こんな雰囲気の体育祭前の高校生ってこのクラスしかないよ絶対。
ボクは伸びをしてからバーン!と音を立てて席から立った。
「Aちゃん…?どうしたの?」
「みんな敵っつっても学生の青春、体育祭だよ!?
どんよりさせてくれんなよ!!
なあ?爆豪」
そう言ってボクは爆豪の背中をそこそこの強さで叩く。
「ってェ!俺を巻き込むなや!」
「え痛かった?ざっこ」
「ああ!?もういっぺん言ってみろや!!!」
「弱っちぃなーってね」
「ぶっ殺す」
「体育祭で待ってまーす」
そう言ってボクは目の横でピースした。
この状態の爆豪は後処理してくれる切島に任せよう。
あ、切島そんな切なそうな目で見ないで。
「よーし、みんな〜開会式だってよ〜。並ぼ並ぼ」
そうして全員が並ぶ。
さあ、ここからだ。
ヒーローに近づく為の歩数が何歩も稼げる。
ならボクは、何歩でも進むまで。
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くコ:彡 - 上から目線ヤオモモのコスチュームですが、本来の要望はもうちょっと露出多かったみたいですね。次世代ミッドナイト!? (2021年11月6日 6時) (
レス) id: 2a355457dd (このIDを非表示/違反報告)
くコ:彡 - 面白いです！設定のところの“発現”が“発言”になってますよ。 (2021年11月6日 6時) (レス) @page10 id: 2a355457dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ある x他1人 | 作成日時：2020年1月13日 16時
