第4話 ページ5
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ある日、会話の流れで親の話になった。
その時に俺達は初めて知った。
反野の両親は亡くなっていたこと。
母は生まれた時にそのまま他界。父はそのショックで自害。
血の繋がりはないが、母の知り合いの"木崎さん"という人にに引き取られていたらしい。
だが木崎さんは書類の名前や学校の金だけを手配していた人だったという。
反野は誰にも相談せず、自分の力で雄英に来たのだ。
「口開けばボクの悪口ばっかでさあ、もっとマシな日本語喋れないのかって思ったよ
あの人の口からは世にいうチクチク言葉しか聞いた事ない」
そして、反野が夜飲み物を飲みに行こうとした時、知らない男が居たらしい。
知らない男と木崎さんの2人に鉢合わせして、その日はすぐ部屋に戻ったらしい。
が、その次の朝事件は起こった。
「なんかね、子持ちだなんて聞いてないって言われたらしーの。
そんでもってその男との関係はそこで終わっちまったんだと。
んな事知らねーって感じなんだけどさ、そっから暴言のオンパレードが始まっちゃったわけよ」
暴言を吐かれながら物凄い勢いで突き飛ばされたらしい。
後ろにあったたなの角に背中をぶつけて今でもその痕が残っているという。
笑顔で何事もなく困っているそぶりも見せずに過ごしていれば誰もつっかかっては来ない、
木崎さんも何も気にしてこないと、
そういう考えで生きていた。
明るく振る舞うのが癖になっていて、
いつでも心から笑えなくて、
作りモノの笑顔を貼り付けていたそうだ。
「けども!相澤と山田に会えて変わったってワケ!
どう?うちらの友情に感動しちゃった?
感動で涙止まらないか?山田」
「残念ながら涙は出ねぇぜ」
「いや泣けよ」
「なんで涙強要されてんの俺!?」
そして反野は言った。
「ま、こうやって学校にいる時間が一番の楽しみってわけよ」
そう言った反野の"本物の"笑顔は今でも忘れられない。
反野は最初に説明した通り強く、頭も良い。
性格も明るく負けず嫌いでハッキリとものを言う。
文武両道でみんなの憧れのような存在だ。
絵に書いたような主人公気質、誰もが認める未来のヒーロー像。
……まあ問題児という1面は抜かして考える事になるが。
そんな反野の心からの笑顔は俺の記憶にしっかり残った。
残ってしまった。
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くコ:彡 - 上から目線ヤオモモのコスチュームですが、本来の要望はもうちょっと露出多かったみたいですね。次世代ミッドナイト!? (2021年11月6日 6時) (
レス) id: 2a355457dd (このIDを非表示/違反報告)
くコ:彡 - 面白いです！設定のところの“発現”が“発言”になってますよ。 (2021年11月6日 6時) (レス) @page10 id: 2a355457dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ある x他1人 | 作成日時：2020年1月13日 16時
