第36話 ページ38
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「ふーん…ボクの名前は姿見A。目的はなんなの?」
ボクは距離を取った時にこっそりと後ろの瓦礫に立てかけておいた鏡を確認し、後ろで手を組んだふりをしてボールを勢いよく投げ込む。
「いっ…!」
ボクはその瞬間蹴りを入れる。
「ステンレス5ミリッ」
死柄木から伸びてきた手を鏡で跳ね返し、死柄木は吹っ飛んだ。
ゴツッ!!
突然だった。
突然の事で何が起きたか分からなかった。
だけど、目の前に流れた血を見て大方察する。
ボク今、相澤先生と同じような状況だ。
と。
「〜っ!」
「…痛かったなぁ、姿見サン」
意識が朦朧としているが、視界はホコリをはらいながらこちらに来る死柄木を捉えた。
「痛くなるようにしたんだから当然じゃん」
「雄英に入ったばかりなのにここまで俺達相手に応戦出来るのも凄いよ。
で、その賢さを発揮してみないか?こっちで。
丁度先生がお前みたいなやつ探してたんだよ」
「はは…残念ながらボクはヒーロー志望だから論外。
未来のない連合には入りたくないって感じ」
「人間手に入りづらい物こそ手に入れたくなるって知ってた?」
「うーん、知らないわ!」
そう言った時、黒いモヤのようなヴィランが死柄木の近くに来た。
何を言っているのか分からないが、死柄木がイラついたのはわかる。
それに、"帰る"という単語が聞こえた。
よし、これで…
「あっ そうだ。
帰る前に平和の象徴としての矜持を、少しでも…!」
死柄木は一瞬にしてボクの前から消える。
「へし折って帰ろう」
死柄木の目の前にいたのは…
「梅雨、峰田、緑谷…!」
抜け出したいけど、こいつが重い…!
あいつの個性は恐らく五指で触れると壊れる、などというようなものだろう。
死柄木が梅雨に触れた時、死柄木は呟いた。
「……ほんとかっこいいぜ。
イレイザーヘッド」
相澤先生は僅かに残っていた意識の中、個性で死柄木の個性を消したのだ。
だが、相澤先生の頭を化け物が叩き付けた。
その瞬間、頭に衝撃が走ったような感覚がした。
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くコ:彡 - 上から目線ヤオモモのコスチュームですが、本来の要望はもうちょっと露出多かったみたいですね。次世代ミッドナイト!? (2021年11月6日 6時) (
レス) id: 2a355457dd (このIDを非表示/違反報告)
くコ:彡 - 面白いです！設定のところの“発現”が“発言”になってますよ。 (2021年11月6日 6時) (レス) @page10 id: 2a355457dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ある x他1人 | 作成日時：2020年1月13日 16時
