第27話 ページ29
「あっ!相澤せんせーい」
「なんだ姿見」
「ボク推薦入学者に勝っちゃいました。
ボクの機転と戦略のお陰ですね〜!
てわけで担任に褒めて貰いに来た可愛い可愛い生徒です」
「良かったな。帰るんだったらさっさと帰れ。」
「随分と棒読み!!
まあ急いでるんで帰りまーす。さよならー」
感情の有無を疑うくらいには棒読みだったんだけどボクってば可哀想に…
「余計な事考えてんだろ」
「別に相澤先生の棒読みからして感情ない説とか馬鹿みたいな事考えてませんよ。
…あっ」
「余計な事しか考えてないじゃねぇか」
「さよならー!!」
ボクはそう叫んで逃げた。
が、逃げた先も相当修羅場でいらっしゃいまして。
「氷のヤツ見て敵わねぇんじゃって思っちまった。
鏡のヤツの戦略と即興の機転に自分の訓練での姿と比べちまった…!
くそッ!ポニーテールのヤツの言うことに納得しちまった!」
えっとー、鏡のヤツってボクの事?
いやボクしかいないか。
「こっからだ!俺はこっから!俺はここで１番になってやる!」
その後オールマイトが来たが一時に間に合わず…
タイミングが悪いんだよなオールマイト。
ボク教師になったらオールマイト以上に教えられる気がする。
なんて思いながらも爆豪を追いかけてみた。
·
「よおよお爆豪クン」
「んだてめぇ鏡女」
出会って1ヶ月以内とは思えねえ態度だなぁおい!!
まあ気を取り直して会話を続けよう。
「さっきは褒めてくれてありがとうね。
戦略と機転は正直自信あるから更に自信持てたよ」
「…聞いてたんか」
「途中からだけどね〜。
ところで爆豪。何話してたの?緑谷と」
爆豪が立ち止まった。
「てめぇ空気読めねぇのかクソ」
「空気は読む物じゃない吸うもの」
爆豪はわっかりやっす〜くため息をついて話出した。
「…人から貰い受けた個性。だとよ」
「は?何それ、頭おかしくなったの?」
「俺に言うなや!!」
爆豪によると、本当にそう言われたらしい。
自分の力にして爆豪を超える…だそうだ。
「へーぇ、それホントだったら面白いね」
「面白いどころか人から貰ったとかそこそこ大問題だろうが」
「かもね〜ぇ」
ボクは駅の改札を通る間際に振り向く。
「爆豪!なんかあったらこのボクが相談に乗ってやるよ!!」
「余計なお世話だわ」
可愛げねえなこいつ。
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くコ:彡 - 上から目線ヤオモモのコスチュームですが、本来の要望はもうちょっと露出多かったみたいですね。次世代ミッドナイト!? (2021年11月6日 6時) (
レス) id: 2a355457dd (このIDを非表示/違反報告)
くコ:彡 - 面白いです！設定のところの“発現”が“発言”になってますよ。 (2021年11月6日 6時) (レス) @page10 id: 2a355457dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ある x他1人 | 作成日時：2020年1月13日 16時
