第9話 ページ11
姿見side
雄英高校目指すから1回見ときたいよなー
そう思って雄英高校までチャリで見に行こうとした
が、
迷子になる+ブレーキ壊れる
という恐ろしい大事件が起きた。
ねえ待って?こんな時に限ってぶっ壊れんの?
え、こんなことある?
「うわ〜あ!!やばいやばい止まんなぁい!!」
まあ皆さんお察しの通り壁にぶつかって通りすがりの人に心配された訳ですが。
心配の声を掛けてくれた人は真っ黒の格好の世にいう"小汚い"と言われるような人。
なんかこっち見て目見開いてるヤバそう人だけどまあ声掛けてくれたし。いい人そうだ。多分。
「あ、あのぉ…」
「なんだ」
「雄英高校の場所ご存知でしょうか」
「迷子か」
「断っっっじて違います!!!」
敢えて迷子だと認めないスタイルで行こう。
そうしよう。
「なら一人で行けるか」
「迷子ですこんにちはmy name is maigo!!!」
「なら最初からそう言え。
はぁ…着いてこい。連れてってやる」
ため息を着きながらも教えてくれるらしい。
やっぱし優しい人だったっぽいよみんな!!
「ありがとうございます…っ!!めっちゃ感謝ですわ…
ボクの心が感動の嵐ですよ今」
二人並んで歩いてるとあちら様は突然立ち止まった。
「……ボク…?」
「ああ、よくびっくりされるんですよね〜
一人称ボクの女子あんまいないんで。
物心ついた時からずっとこの一人称なんでボク自身は気にしてないんすけど」
そう答えてまた歩き出した。
「一人称ボクの女子ってそんなに居ないもんですかね〜。
見た事ありますー?」
すると、何故か真っ黒な人は目を伏せながら口を開いた。
「…1人。1人だけ居た」
「へ〜!居るもんなんだ!気、合いそ〜」
「お前によく似てたよ」
「いつか会ってきますわ」
すると、声をつまらせながらまたまたゆっくりと口を開く。
「…ああ…、会えると、いいな、」
どうしてだか分からない。
だけど、なぜだかそう言ったどこか辛そうな表情に、ボクの心も締め付けられた。
「着いたぞ、ここが雄英だ」
「ほえ〜!めっちゃデカいですねぇ…
こりゃ生活してたら迷子になりそうですよ」
「入る前提か…」
「いやー、自信あるわけじゃないんすけどなんか入れる気がして。
なんて言ったら周りの人に怒られそーっすけど」
というとまたもやあちらさんは黙り込む。
え、なにボク地雷踏んだ!?
ボクは1人焦りだしたのだった。
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くコ:彡 - 上から目線ヤオモモのコスチュームですが、本来の要望はもうちょっと露出多かったみたいですね。次世代ミッドナイト!? (2021年11月6日 6時) (
レス) id: 2a355457dd (このIDを非表示/違反報告)
くコ:彡 - 面白いです！設定のところの“発現”が“発言”になってますよ。 (2021年11月6日 6時) (レス) @page10 id: 2a355457dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ある x他1人 | 作成日時：2020年1月13日 16時
